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エルデンリングでレベルを上げ過ぎて(俺、このゲームを楽しめてるのかな...)とこじらせてる話

エルデンリングが発売されて約3か月。皆さんどうですか? クリアしました? 絶賛楽しんでいる方もいるかもしれませんね。
私はというと…心が折れて2か月くらいゲームを起動していません。

ゲームを極限まで楽しみたい神経質なゲーマーだからこそのモヤモヤ感を今日は書いていきたいと思います。前提として、エルデンリングはめちゃくちゃ面白いです。数時間が一瞬で溶けるくらいの体験を何度もしました。完全に100:0で私に責任があって、ゲームが止まっていることを先に記しておきます。

エルデンリング。敵、というかボスが本当に強いですよね。初見殺しの技なんかはほぼ確実に使われますし、変なディレイ攻撃とか範囲攻撃とか、何度心を折られたことか。

例えば最初のマルギット。私は確かレベル30くらいで倒しました。
初めは多分レベル20くらいで挑んで、全く倒せず。むしろ、倒す気配すら感じられず。未開の地の探索とレベル上げを兼ねて、マルギットから逃げて力をつけていきました。

数時間後、霊灰活用、NPC召喚、使えるものを全て使っての撃破。倒せたのは本当に達成感があった…ものの、一抹の、ほんとうに一握り、いやひとつまみ程度のモヤモヤ感がありました。
それは、「もっと低いレベルで倒せていたら、もっと強いカタルシスを感じられていたのではないか?」ということです。

様々なゲーム配信者の方のエルデンリングプレイを見ると、霊灰不使用、レベル15~20、数十分から数時間くらいかけてのクリア。マルギットだけではなく、人によっては、ゲーム開始直後のツリーガードを数時間かけて倒していた人もいました。
つまり、自分のプレイよりはるかに高い難易度で、ボスを倒していたのです。

高難易度で有名なフロム作品。もちろん、低レベルでクリアすることが「正しい」わけではありません。正しさは、それぞれのプレイヤーによって変化します。
ただ、実際に自分より低いレベルでゲームを進め、ボスを倒した人がいることを知ったときの気持ちとしては、どこか「損した気持ち」になってしまったんですよね。

人によっては15レベルで倒せるボスを、例えば100レベルまで上げて倒したとします。それはきっと、攻撃を避けたりガードを疎かにしても、もちろん戦略を考えなくても余裕で勝てるでしょう。
気になるのは、「で、それって面白いの?」ということです。

繰り返しになりますが、フロムゲーは基本高難易度。エルデンリングだって、「誰でもカジュアルに、躓くことなくクリアできる優しいゲーム」というコピーで売られていたわけではありません。倒すのが難しい敵を、苦労した上で倒す。プレイヤーが自らの技術を研鑽し、倒す。だからこそ、ボスを倒したときの快感はひとしおなのでしょう。

となると、レベルを上げて上げて、ボスをゴリ押しで倒せるようなくらい強くなって、撃破するということは、このゲームの面白さを取りこぼしているのではないか、という疑問が浮かんできます。

事実、配信者の方が数十回戦って勝てない相手に挑んだとき、4~5回で倒してしまったことがありました。そのときの感覚…。学生時代、帰宅部だった自分が、運動部の友人の「いや~毎日練習きつすぎるよ、部活辞めて~」という話を聞いたときの、辛くても学生時代というページをしっかり埋めている友人と辛くなくとも何も残せていない自分を比較し、なんとも言えない憧れと焦燥感を抱いたあの感覚を思い出しました。せっかくそういう体験の機会があるのに、みすみす逃してしまっているような印象になってしまったんです。

数千円払って買った高難易度のフロムのゲームが、ちょっと難しいレベルのアクションRPGになったらなんか悲しいんですよね。「ただ難しいゲーム」なら、楽にクリアできてもそんなに気にしないんですが、「フロムのゲーム」だからこその特別な体験をしたいから購入したというか。いやむしろ、「あのボスしんどかったよね~」と周りと共有したいというか。この時代に、物凄い大ヒットした作品ですから。だからこそ、周りが苦しんでる中、自分だけスイスイ進めたらなんか寂しいんですよね。しかも、プレイヤースキルがあるからこそのスイスイじゃなくて、ただレベルを上げて、いわゆる補助輪がついた状態でスイスイ進むわけですから。端的に言えば、苦しみたいんです。

でもですよ、本当にボスと戦うのがしんどいんです。多分アクションが下手なんですね…。相当ゲームをやってきたつもりだったので、この事実はややショックです。

もちろん、レベルを上げるのが嫌だったら何回も挑めばいい、それでちゃんと苦しむ体験もできるし、ボスを倒した達成感も強い。それはそうなんですが、完全にこじらせているので、「出来る限りの最高の体験」がしたかったりするんです。

それは、レベルを上げて楽勝になるのではなく、かといって何時間もかけても勝てるビジョンが全く見えないほど無謀でもない。そんなレベル・武器構成・ステータスビルドで倒したい、という希望なのですが、やはりそのラインがわからない。

ドラクエのようなRPGだったら、レベルの上り具合でなんとなく「このくらいが適正レベルかな」というのは感じることが出来ます。さすがにエルデンリングは適正レベルが難しい。上を見ても下を見ても際限がないわけです。

そもそも平日働いているとあまり時間がないことと、もともと効率を追い求めすぎているところもあるので、プレイヤースキルが上がらないと達成できないゲーム…それこそモンハンもやや苦手な部類でした。40分くらいのクエストをこなそうとして、結局時間切れで全てが無になったときの時間が消失した感、辛かったです(特に敵に当たらず卵を持ち帰らないといけないクエストが地獄だった)。なので、もちろん繰り返しのプレイでプレイヤースキルが上がるのはわかるんですが、やっぱり一番効率がいいくらいのレベルで敵を倒したい。達成感は欲しいけど、10時間くらいかけて倒せた、というくらいの達成感はいらないんです。適度な達成感が欲しい(わがまま)。

ということで、無謀ではない(ちょっと時間をかければ倒せる)、ちゃんと苦戦する(レベルを上げ過ぎていない・一方的なハメ技みたいな方法で倒さない)、そのラインがわかったら再開したい…気がします。攻略サイトとかの適正レベル表記って固まってきたんですかね。

ちなみに今は巨人たちの山嶺で、ボスや敵の強さに心が折れたところです。実はそれまでのボスは、ゴドリック以外かなりスムーズに進めることができました。そもそも慎重すぎて、ボスに行く前に探索を行った結果自然とレベルが上がり、(あれ、ネット上では苦戦苦戦と言われているボス、あっさり倒してしまったぞ…)と何度も思ったからこそこのnoteを書いています。
そして巨人たちの山嶺では逆に、今までスムーズに倒せていたのがウソのように苦戦しているので、「またレベル上げんのか、しんどいなあ…」と思ってしまってストップしてしまっているのです。でもレベル上げて楽勝になってしまったらそれはそれでなんか違う…。

以上、特に結論はありませんがなんとなくエルデンリングから離れてしまっている神経質なゲーマーの悩みでした。完全に厄介ファン。また折れた心が治ったらエルデンやります。攻略日記も途中だしね…。

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