環境は遅れてやってくる。

伊藤です。

私は昔から好きな時間の使い方がある。

白紙のルーズリーフを用意して、どんな自分になっていきたいか。

どんなことをこの人生でやりたいか。

まず思いつく限り書き出す。

突拍子もなくて良い。

現段階ではたかがただの妄想なのだから。

ここでは分不相応だとか不可能だとか、つまらない制限は一切かけない。

思いつくままに、気楽に書き出していく。

（はじめのうちは中々思いつかないかもしれない。

ペンが止まってしまうかもしれない。

そんな方こそ自分の制限を外すためにも続けると良い。

人間は想像できることしか実現できない生き物なのだ。

想像すらできないなら絶対に実現はできない。

想像、妄想するだけタダなのだから。

スケールの大きな妄想をできるようになろう。

私はどんどんやりたいことが次から次へと湧き出てきて止まらなくなってしまう。妄想のスケールは日に日に大きくなっていく。^^;）

だいたい書き出せたら、今度は各項目を実現したい期限をざっくり決めていく。

いつまでにこんな自分でありたい。

いつまでにこれを実現させたい。

例えば、３０歳までに課長になりたい。とか

来年の夏までに腹筋バキバキにしたい。とか。

３０歳までに英語が話せるように、４０歳までに中国語も話せるようになりたい。とか。

ざっくりで良いのだ。ざっくりで。

そこまでできたら、目標と期限は決まったわけだ。

今度は「逆算」していく。

来年の夏（6月としよう）までに腹筋を割るためには、あと12ヶ月で体脂肪率を１２〜１３％にはしておきたい。

今が仮に１８％だとしたら2ヶ月に１％くらいは落としていきたい。

2ヶ月に１％体脂肪を落とすなら

そのためには、食事制限はどうする。

代謝を落とさないためにトレーニングはどうする。

有酸素は。

この6ヶ月はどうする。

この3ヶ月は。

今月は。

今週は。

今日は。

と決まっていくわけだ。

３０歳までに課長になる。が目標なら、

課長に必要な能力は何だろう。

課長になったら部下がいるな。→育成能力、マネジメント能力、率先垂範

課長になったら課であげる利益の責任があるな→セールス力向上、数値管理スキル

課長になったら部長や管理職の人と話す機会が増えるな→コミュニケーション能力、教養、話し方、立ち振る舞い、マインドセット、ゴルフ？

課長になったら課のトラブルには自分で立ち向かわなくてはならないな→問題解決能力、報告連絡相談スキル

課長になったらプレゼン資料や数値管理のエクセルもできないといけないな→パソコンスキル

必要な要件を洗い出して、いつまでに何を意識してスキルを習得すれば良いのか逆算していけば良い。

ここで大切なのは。その状態の自分になるためには、なんのスキルが必要なのか。洗い出すことだ。

要件を満たし、その状態になった人のところに、環境は遅れてやってくる。

一流モデルになれるメイクスキル、体型維持スキル、立ち振る舞いスキル、ポージングスキル、トークスキル、セルフブランディングスキル、ファッションスキルが揃った人が、要件を満たしているために一流モデルになる。

上場企業の社長になりたいなら、上場企業の社長にふさわしいスキル、習慣、状態になれば環境が追いついてくる。

ボディビルダーになりたいなら、ボディビルダーにふさわしいスキル、習慣、状態になれば環境が追いついてくる。

課長になりたければ課長にふさわしいスキル、習慣、状態になれば環境が追いついてくる。

引き寄せの法則の考え方の一部だ。

逆も然り。

環境が追いついてこない、もしくは維持できないなら、まだスキル、習慣、状態がふさわしくないということだ。

正当に評価されていない。

世の中は不公平だ。

と感じる人は要注意。

腐っている暇があるなら、必要なスキルを再確認し必要な努力をしたほうがいい。

不平不満をいう人や腐っている人に環境や責任を任せる会社はない。

あったら危ない会社だ。

スキルと習慣、状態がまだ見合っていないから、環境がやってこないのだ。

なりたい自分や成し遂げたいことを決めたら、期限を決め、どんなスキルが必要なのか洗い出す。

そのスキルを得るための具体的な行動を定める。

あとは自分のコントロールできる努力を期限内にコツコツ積み重ねていけば、妄想は妄想ではなくなる。

もちろん実現できないこともあるだろう。

しかし、目標に向かって積み重ねたスキルは無駄にはならない。

スキルが増えると見える景色は変わってくる。

そこからまた、次の計画を立てていけば良い。

簡単でしょ？