百字小説(62)「くち」
口は情報を漏らす元だから私のスパイ達には声帯を取ってもらっている。完全無欠な存在である。しかし今日私の一人のスパイが眉間をつり上げ殴りかかってきた。訳が分からない。こういうのは口で言ってもらわないと。
(100字)
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