百字小説㉒ 「スプレー」

入店時に店員がスプレーをもって手を出してくださいと言われれば断る人はそうあるまい。私は両方の手のひらを出した。プシュという音共に噴射してもらった。しかし吹きかけられたのが青くて粘り気のある液体だった。

(100字)

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