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キツくはないけど、楽しくも (想い出の山梨暮らし Week 4)

山梨ひとり暮らし当時の記録。
第4週目。

第3週目はこちら↓


山梨に来てから、早くも1ヶ月が経った。
いろんな人から「もう慣れてきた?」とよく聞かれる時期だ。

聞かれる度に、僕は曖昧な回答をしている。
そんな毎日。

「もっちろん!もうすっかり慣れましたよぉ!」
とは、胸を張って言い切れない。

かと言って、1週目のように生活の中で限界を感じることもない。

日中は働き、アパートへ帰るとひとりで過ごす。
ただそれだけの毎日が過ぎていく。

これを「キツい」とはあまり思っていない。
でもだからと言って、別に心の底から「楽しいな」とも思っていない。

そう、楽しくはないんです。驚いちゃった。

そんな毎日を少しでも明るく彩ってくれるのが、そばに置いてある大好きな音楽だったり、小説やエッセイだったりするのかな。
あ、それと、たまによく出来る美味しいご飯だったり。

きっと「日常になっていく」というのは、こういうことなのだと思う。

ニンジンの葉っぱチャーハン

さて。
今週は山梨に来て初めて体調を崩した。
よく偏頭痛を起こしてしまうので、わりといつものことで焦りはしないのだけれど、今回の頭痛は普段より酷かった。

普段なら、漢方を飲んで、何もせず一晩寝たらマシになるのに、早朝に酷くて鈍い頭痛で目が覚めてしまった。

治ってないことにガッカリして、ガッカリしたらまた少し酷くなった。

2.3日経ってやっと回復してきたけれど、まだ肩の凝りがしぶとく残っている。
こんなに長引くことは初めてかもしれない。

ドラッグストアで数百円の湿布ではなく、2,000円以上する塗るタイプの薬を買ってやった。

新しい環境に身を置いて、平日8時間近くちゃんとした格好で仕事をしていたら、気も張りまくるわけで。

そりゃいつもの頭痛とは違うか。

それでも、こんな調子でも仕事は休まなかった。

なぜか仕事へ行く時間までには、体調を安定させられてしまうのだ。もしかしてこれが、社会人あるあるってやつなのかもしれない。

今週はとんでもなく長かった。
こんなに生きてきたはずなのに、まだ5月14日。意味がわからない。信じられない。
6月20日くらいになっていないと辻褄が合わない。

それでもキツかったわけではないし、だからと言って別に楽しかったわけでもない。

「キツくもないけど、楽しくはない」

これが4週目にして生まれたテーマ。
こんなテーマでいいのか。

とりあえず、なんだか「第1章」というか「プロローグ」が終わったような気分だ。

今週は、好きなバンドのすごく嬉しい、ワクワクする発表があったり、秋のライブのチケットが取れたり、好きなミュージシャンがちょっと世間をお騒がせしている報道があったりした。

でも何があっても、僕はこの大好きで憧れのミュージシャンたちの言葉やメロディーに生かされていることも実感した。

5月の後半戦も、頑張らずに生きていきましょう。

(2021年5月14日)

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