見出し画像

2019年の振返り2020年大事にしたいこと

初めまして、Yusiと言います。

学生の時から作文は大の苦手で大学受験でも早々に小論文が受験科目にある学部を切り捨ててきたので、ろくな文章が書けないまま31歳になりました。
その割に、感受性が豊かで喜怒哀楽がはっきりしていて、常に考えを表に出したい欲求はあるので、自己満足とストレス発散のためにNoteを始めました。

文章力がなくても読んでもらえるように面白いネタを提供できたらと思います。

故宫

天安門事件があった1980年代末中国北京の中流階級の家庭に生まれました。政治の中心である北京で、あたり前のように愛国教育と中華思想の中で小学校2年生まで育ちました。96年に父親が当時では珍しい日本での就業ビザを獲得したので、当時では経済的に中国よりかなり進んでいた日本で稼いてお金を貯めて数年で北京に帰るつもりで、一家3人日本の神奈川県座間市に移住しました。それから20数年があっという間に過ぎて、両親は未だに神奈川に住んでいます。

自分の意思と関係なく、言葉も文化もわからない国に連れて行かれて、おまけにその国が日本というお世辞にも中国人も含めた外人の受け入れの経験値が高い国ではなく、たくさん思い通りにいかないことや世間的な当たり前に疑問を持つことが多かったことを鮮明に覚えています。

そんなに文句があるなら中国に帰ればいいではないかと自問自答したことはたくさんありますが、日本人的な感覚も月日とともに染み付くので中国社会に対しても愛憎が混ざった複雑な気持ちがあり、帰れば心穏やかという訳でもないのです。

常に「自分は何人だ?」「自分の存在意義は?ミッションは?」「日中間の関係改善のために何をすればいい?」というような答えのない問いにエネルギーを使っていた状態から解放された転機がありました。「解放」というのは、「何人でもいいやん。存在意義?今わからなくてもいいんだよ」というように肩の力を抜いて「今できること」「目の前の風景を楽しむ」ことができる意味です。

その転機は、今の旦那との出会いでした。旦那をイニシャルのNBで呼ぶことにします。NBは、北アフリカのアルジェリアという国の出身で、人種はアフリカの白人とも呼ばれる「ベルベル人」です。著名人でいうと元フランス代表のサッカー選手ジダンがベルベル人ですね。

ベルベル人(ベルベルじん)は、北アフリカ(マグレブ)の広い地域に古くから住み、アフロ・アジア語族のベルベル諸語を母語とする人々の総称。北アフリカ諸国でアラブ人が多数を占めるようになった現在も一定の人口をもち、文化的な独自性を維持する先住民族である。形質的にはコーカソイドで、宗教はイスラム教を信じる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/ベルベル人

画像2


私は人類学の知識が無に等しいので、色々勘違いも混ざってるかもですが、彼らはもともと北アフリカの原住民で国境とか宗教とかの人種とか色々「ラベル」ができる前から自由気ままに、豊かで厳しいアフリカ大地を遊牧しながら生きてきました。混血が当たり前で、同じ両親から生まれた子供でも、肌の色が少し暗かったり白かったり、髪の色や瞳の色が違ったりしますし、養子ももらうことも珍しくないので、「ルーツ」という概念に関してびっくりするぐらい寛大なのです。旦那も見た目が何人か区別が付かないので、アルジェリア人に外人だと思われて英語で話しかけられる(現地語はアラビア語・フランス語)などするのが日常茶飯事。

NBは大学院でアルジェリアを離れてフランスでエンジニアリングを学び、その後フランスの自動車会社でエンジニアとしてのキャリアをスタートさせました。パリでの生活が嫌になっていた頃、上海へ転勤の話がちょうどあったので、オリエンタルエキゾティックを求めたのかは知らないけど上海へ生活と仕事の拠点を移しました。私は社会人6年目の時に転職をした2社目の会社で上海駐在になり、上海でNBと出会いました。

画像3

生まれや国籍や人種がよくわからなくても、充実した人生が送れるんだと気付きました。それなら、答えのない問いにエネルギーを費やすより、もっといい時間の使い方があると思いました。

一人の人間は無力なもので、自分の睡眠・食事・運動ぐらいしか自分の意思でまともにコントロールできるものはないと思います。2019年はそれをしっかりマネージメントしたいと思い、栄養とフィットネスのインストラクターの資格を取りました。

画像4

そして、2019年はかなり唐突にNBのカサブランカ転勤が決まり、受け身的に色々な変化に順応しながら自分の意思で仕事を続ける選択とそのための努力をしました。

2020年は仕事を軌道に乗せると共に、新天地のカサブランカを積極的な姿勢で楽しめるように語学の習得に重きを置きたいと思います。

仕事は間違いなく、今の私を定義する大きな要素の一つで、移住しても継続できている今の仕事に関しては別の機会に記事を書きたいと思います。

画像5

自分自身の精神状態と健康状態が◎に維持できて初めて、予測できない事態に対応することも他人のために何かをする余力が出てくると思うので、新天地での最初の一年は自分にフォーカスしたいと思います。

Selfish people live longer.

ここで色々吐き出して、サバイバルゲームのような日常を精一杯おもしろく生きてやろうと思います。

皆さんにとっても良い一年になりますように!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?