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人生における最初の岐路

人生の最初の岐路

僕には早かった。

最初の岐路となった大きな出来事
それは僕が小学4年生の頃だった。

僕と弟、ママ、パパの4人家族だった
とても父は厳しく、かつとても優しかった

毎週金曜日は恒例行事

『ゲーム大会

夜遅くまでパパが一緒にゲームをしてくれた

一緒にゲームをして負けては拗ねて…
の繰り返し(笑) 時にはパパがRPGゲームを
しているのを傍で見ているのも好きだった

僕は年長からサッカーをしていたから
夏休みなどは朝早く起きて近くの公園で
一緒にサッカーしてくれたり、本当にパパが
好きだった

時には悪いことをして叩かれたりした
それでもやっぱり好きだった

そうこうしているうちに
小学4年生ぐらいになった。

なんか最近やけに夜中うるさいなと
思ってトイレに行くがてらママとパパの
会話を聞いてみると…

衝撃的な会話だった

あんなに仲良かったはずの
パパとママがお互いにボロクソに言い合って
喧嘩をしていた

その原因がパパの異常なほどの

パチンコ依存とそれからなる借金だった
仕事は続かないし仕事していないのにパチンコへ行く

これが原因だと当時は知らなかった

めちゃくちゃ泣いた。トイレの前で1人で。

どんな感情が涙につながっているのか
あまり理解は出来なかったけど、ただ悲しかった。

恐らく異変に気付いたママが
泣いてる僕に気づき、こっちに来て抱きしめてくれた。

『ごめん。離婚しちゃうかも。』

涙が止まらなかった

そこから少し自分が変わっていった

前までは弟とも仲良かったのが

大して怒ることでも無いことでカッとなり

暴力を振るっている自分がいた。

それに性格も大人しくなった

そんなことが長い期間に渡り、続いた
今思うと弟には悪いことをしたと思う。本当に

それからといい
パパからの連絡は途絶えた…

パパ側のお母さんには
自分の連絡先を教えて何か連絡きたら
パパに伝えて欲しいと伝えていた

すると高校二年生のある日
突然電話がかかってきた。

『もしもし、俺や。わかるか?』
まさか電話が来るとは思ってもいなかったから
もちろん誰かなんて分からなかった

『わからないです。』と言うと
会話を盗み聞きしていた弟がパパちゃん?

『そうやで俺や、パパや』
涙が溢れ出てきた。止まらなかった。


『お前らには悪いことしたな。』
『これパパの電話番号やから。』
僕はすぐに登録しメールでやり取りをした

高校に行ってサッカーしてるで!
大学に行こうとも思ってる!

そうして色々と話していると
大阪から出て今は和歌山にいると聞いた

絶対会いに行くから!と伝えると
遠いから夏ぐらいに俺が行くからいいよ。

それを最後に連絡が途絶えた
メールを送っても送信拒否されてしまう。

恐らく携帯代を払わず携帯会社から
止められているのだろう。まーたパチンコ
でもしてるんかなぁ…(笑)

自分ではそう思いたくは無いものの
頭によぎってしまうのもしょうがない。

電話が来たことをママに言うと
ママが僕の目の前でパパのことを
ボロクソ言う。

確かに誰が聞いても悪いのは
100対0でパパが悪いってなる

それは認めるけど

一応僕からすると唯一のパパであって

色々やられたとは言え、遊んでもらったりして

とてもパパのことが好きなのは承知なはず。

なのにも関わらずボロクソ言う

『それ子の前で言うもんなん?』
って言ったら、そんなんあいつが悪いねんから

どうにかして守りたいと思った

今恐らくパチンコに依存していたとしても
お金がなく苦しんでいる。それに恐らく
借金もあるだろう。

自分が稼いでパパを助けれたら…と思った

それが恐らく僕の大きなきっかけ

『人生における最初の岐路』

1人で僕と弟を育ててくれたママ

世間的にはクソだと言われてもしょうがない
けど僕にとって大好きな唯一のパパ

この2人を何とか楽にしてあげたいと
思い、遊びまくっていて勉強もしなかった
僕が人生で初めて勉強に取り組むようになった

その結果
医療系の大学へ進学が決定し

理学療法士として動物達を助けたい

という夢まで持つことができた

あの出来事は悪い出来事のようで
実は僕を成長させてくれる良い出来事だった
のかもしれない。

まぁ絶対的にいてくれた方がいいんだけど(笑)





こんなことがあり今の自分がある

パパ、ママには本当に感謝している
だから今頑張ろうと思える

それにパパが人生を狂わすほど
のめり込んだパチンコ。パパの気持ちを知る
為につい最近初めて行った

ちょっと分かるような気もする

けど僕は自己分析が出来るから
自分もこの道に
進めば必ず失敗するということだけは分かる

パパを会った時に更生させたい
という思いから心理学カウンセラーにも
興味があったりする

自分を変えてくれた
パパを変えたい

これが僕の隠れた目標だ



僕の人生は泣いていることばかりだ

ほとんど泣いてる






今結婚して家庭があるなら

離婚するな!とは18の僕が言えることじゃないけど出来るだけ子供達と一緒の時間を過ごしてほしいと思う

人は人、それぞれの家庭があるから
踏み込んだことは言えない


でも1つ守って欲しいのは
離婚してしまった際にどちらもちゃんと

好きでいてもらえるような育て方をして欲しい

僕はママもパパも好きだが
弟はなぜかママに便乗してパパの悪口を言う

そんな悲しい子に育ててはいけない

唯一のパパを愛せないやつに
人を好きになったり、誰かのためになんて
出来る様にならない。

感謝の気持ちがないのだから

今まだお父さん、お母さんがいる

僕ぐらいの年、もしくはそれより下の人達は

いつまでもお父さん、お母さんの関係が

当たり前のように続くとは思ってはいけない

だから

"ありがとう"

は毎日伝えないといけない

僕はありがとうを伝えることもできない

僕の人生は泣いてばかりだけど
周りには感謝で溢れている

そんな子になるように
子供を大切に育てて欲しい。育って欲しい














パパが財布に家族写真をずっーーと
入れてるって話を聞いて泣き崩れたこと


今後も忘れることはない。

絶対に成功して会いに行く

ありがとう。





いつも応援していただきありがとうございます😊 今の僕がいるのは応援してくださる方達に支えられて今があると思います!是非今後ともよろしくお願い致します🤝