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【バルセロナ45日目】学びを通して感じる喜び ~ 自分を知る(self-awareness)

ビジネススクールの授業が始まり、約一か月が経過しました。

日中は24度25度に上がり温かかったバルセロナも、雨が降り季節が変わったように感じます。ここ数日は厚手のコートがないと日中も寒いと感じるほど気温が下がり10度前後になりました。

この一か月間、どのようなことを学んでいたのか、学んだことを通して感じることを書き残しておこうと思います。

今受講している授業

● リーダーシップ

主にリーダーとして問題外決していく上での思考力を鍛える授業。教授がひっぱり、学生からの意見をスピード感をもって集めながら授業を引っ張っていくスタイル。

● 人事の基礎

人事マネジメントの基礎を実在の会社やコンサルティング会社のビデオを使ったり、ケーススタディを通して主にグループワークや参加型の授業で人事マネジメントの基礎を学ぶ授業。後半は各グループが、採用、トレーニング、報酬制度など教授が与えたテーマを教授が準備した教材を使ったり自分たちで集めた資料を使って授業を主導するスタイル。

● グローバル人事と戦略

グローバライゼーションやITの進化、AIなど変化し続ける世界の中で人事がどのように機能するかを学ぶ授業。ケーススタディや様々な文献を読みながら授業で意見を出し合い学ぶスタイル。

● ファイナンス(マクロエコノミクス)

GDPの計算の仕方、PLの作成方法、Break even pointの計算方法などファイナンスの授業とケーススタディ。

● ポジティブ心理学

一人一人が楽しく幸せにモチベーション高くやりがいをもって仕事をしたり生活をするためにはそのような仕組みを作ればいいのか、まずはポジティブ心理学を学びながら組織や家庭で活かせる考え方や価値観、心の持ちよう、捉え方、国によっての違い、ネガティブとポジティブのバランスなどを意見を出したり、ビデオを見たり文献を読んだりグループワーク通して学ぶ授業。

任意の講座:

(スペイン語)

(ソフトスキル:コーチング)

ビジネスコーチ・ライフコーチであるアメリカ出身でスペインに12年住んでいる教授が将来リーダーになる学生たちに「自分を知ること」「人とのかかわり方」へディスカッションやワークを通じて学ぶ授業。

学ぶ喜び

大学で勉強していた時よりも、経験をいろいろ積んでから勉強するほうがいいと思って入ったビジネススクール。特に採用に11年関わってきた私は採用だけでなく、人事にフォーカスしながらも経営にかかわる組織内でのリーダーシップやモチベーション、グローバライゼーションや変化し続ける世界の中で人事の立場から経営を支える戦略について、リーダーとして必要なソフトスキルやモチベーション、価値観や物事の捉え方などを多国籍のクラスメイトや教授と共有しながら学べる環境はとても刺激的です。

ヨーロッパやアメリカ、ラテンアメリカの学生はとにかく意見を臆せずどんどん手を挙げて伝えます。それぞれ育った背景や国の文化が違い、経験も違うので学生の意見を聞くのもとても面白いです。

大学生の時にアメリカ留学していた時は英語力もあり、アメリカ人ばかりの中手を挙げて発言するのはとても怖く、静かに聞いているだけで精一杯でしたが、タイにいる間に人前で話したり意見を英語で表現することになれていたからか、クラスの中で年長であることも手伝ってタイでの経験やチームのマネジメントの経験、実際のアジアでの日系企業が抱える問題など経験談を通じてシェアすることができています。

クラスメイトからアジア人の学生はシャイで意見を言わなかったり、アジア人同士で固まってあまりほかの国の学生に交わらないというイメージだったけど、優に会ってイメージが変わった!と言ってもらえたり、中国人のクラスメイトから優みたいにもっとクラスで発言したりほかの国の学生と仲良く交流したりしたいと相談されることもり、今後アジアだけでなくヨーロッパやラテンアメリカなどにも仕事の舞台を広げていくための準備をする環境としては自信をつけるためにも間違えていなかったなと感じています。

自分を知る~Self-awareness

昨日第一回のソフトスキルの講座を受けてきました。

ビジネスコーチ、ライフコーチのアメリカ人の女性の教授が担当。特にこれからリーダーになる学生に向けて、マネジメントをしていく上で必要なソフトスキルを磨くため開かれていて任意参加の講座です。

さすがコーチ。学生の興味関心をひきつけながらテンポよく授業を進めていき、3時間の授業が終わるころには涙ぐみながら自分の気持ちをクラスの前で話したり、積極的に発言を自然にみんなができ、気持ちが温かくなって一体感が生まれていました。

今回のテーマは自分を知る、Self-awarenessでした。

まず、隣のパートナーに自己紹介をします。一般の自己紹介ですね。

そのあとに、自分の経験や自分の趣味ではなく「I am」で始まる自己紹介をしてくださいと言われ、自分の性格や内面により注目して自己紹介をします。そうすると、自分ができることや得意なことではなく、「who am I」を考えながらよりプライベートなことにまで深く突っ込んでいかなければなりません。

自分が何者かをパートナーに伝えたあと、生まれてから現在までの年表を書きます。いいこと悪いことを含め自分が変化していく様、成長したり挫折したり、ターニングポイントを書き出していきます。

そしてその年表を再度パートナーとお互いに説明しあい、自分がそのターニングポイントから得たスキルと強みを自分自身でまず書き出します。

そのあとに、再度「I am」で始まる自己紹介をパートナーにした後に、自己紹介と過去の年表を通して知ったパートナーの他己紹介をし合います。それぞれのワークをした後に、感じた印象や変化をクラスメイト全体と共有します。

私のパートナーは同じ人事マネジメントのクラスメイトで仲良くしている台湾にルーツを持ちエクアドルで高校まで育ったのち大学からスペインへ留学するまでアメリカで勉強し就業経験を積んだ24歳の女性だったのですが、いつも人事のクラスやプライベートでご飯を食べていた時よりもさらにパーソナルな家族のこと、彼女の恋愛のこと、大事にしてきたことなど知ることでき、同じアジア人でありつつも生きていた道のりによってこんなにも人格形成が変わるのだなということと同時に親との関わりや基本的な価値観など似た部分も多く発見することができとても有意義でした。

自分年表をそれぞれ説明、そこから得たスキルや強みを自分で話すだけでなく、パートナーからパートナーの言葉で自分自身の強みや印象を説明してもらえ、自分が思う自分、相手が思う自分、まだ知らない自分、これから変わっていく自分を知ることは心の癒しにもなりました。今までの人生を振り返ったり、共通点を見つけたり、ストーリーを紡いでいく作業は昔からとても好きで、一人で考え事をしているときはそんなことを考えていることが多いのですが(仕事柄、職業病でもあります)改めて知り合って1か月のクラスメイトと自分の人生や価値観を共有したり、自分のことをよく知る人たちに自分の強みを聞いてきてという宿題で友人や元同僚や上司に自分のいい部分を聞く作業はとても幸せになる課題でした。


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スペインだけでなく、ヨーロッパの中もたくさん旅行したいなと思っています。ビジネススクールの様子、バルセロナでの生活、学んだこと感じたことを記録していきます!

タイにて10年間在タイ日系企業向けにタイ人の紹介を経験,安定したキャリアを一旦お休みして自費留学。1年間スペインバルセロナのビジネススクー…

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