見出し画像

今手の中にあるものに目を向ける。

またまたご無沙汰してしまいました。ドイツ、ケルンにおります。ここ数日は晴れて気持ちの良い日々が続いています。

画像1

どうやら今年のドイツの夏は終わってしまったようで、8月は雨で寒い日が多く15度前後の日々が続きました。

6月末に数日30度を超える日があって、扇風機を購入しましたが使った日は2,3日でした。さみしい。。。

ヨーロッパは7月~9月前半くらいまで夏休みで旅行に出る人が多く、ビジネス上は動きがスローです。夏休みで旅行をするためにワクチン接種をしていた人も多く、ワクチンを打っていて有効になっているひとはヨーロッパ内であれば問題なく旅行できるようになってきました。

とはいえ、人の移動が原因か感染者数が増えて規制が厳しくなった国もあり、ここ最近はレストランに入るときにもワクチン接種の証明か簡易テストの陰性証明が必要になりました。

私はワクチン2回接種が終わり、ちょうど一週間前にワクチンが有効となりましたが、去年の11月から5月までのロックダウンのようにならないことを祈り過ごす日々です。

ドイツ人の友人との何気ない会話

先日ドイツ人の友人の新しいアパートへお邪魔しました。仕事終わりに簡単なものをつまみながらワインを飲んで、彼女の新しいアパートのバルコニーで二人で体操座りをしながら語ったこと。

彼女はドイツのアーヘンという、デュッセルドルフと同じ週の美しい街出身なのですが、アメリカ数都市、フランス数都市で教育とキャリアを積み重ねてきたグローバルノマド。いまはコンサルティングファームで社内人事の仕事をしています。

年も近く、いろんな国で生きてきて母国ドイツに戻った彼女とは共感ポイントも多く、時間が合えば会っていろんな話をしています。

出会いは、私がデュッセルドルフへバルセロナから引っ越してきて1か月仮住まいをしていたシェアフラットに彼女も同時期に引っ越してきたことときでした。

名誉や役職、高収入よりも自由でユニークで楽しいほうを選んだ

「どうして10年タイにいて培ってきたキャリアを捨ててヨーロッパに来たの?」

仕事の話をしていたときに彼女から尋ねられました。(タイで培ったものを捨てたつもりはないですが 笑)

私はタイで仕事をしていた10年間の間、特に最後の5年間、タイでNo1のエグゼクティブリクルートメントチームを作るとビジョンを立て、全く未経験のほぼ新卒のリサーチャー2名とスタートしたチームは、実際に3年目くらいから管理職以上の採用についてはどこにも負けない質と売り上げを作れる強いチームになったという実感があり、最終的には私の下に7名の優秀なメンバーで構成される強いチームになりました。

お客様にも愛されて、部下のみんなも本当に一生懸命かつチームワークを大切に、毎日楽しく仕事ができていたし、周りの同僚からもどうしてそんな楽しそうに仕事しているのに結果も出せてるの?と不思議に思われるほど。

私がそんな大好きな会社、チーム、何の不自由もない生活環境を離れてヨーロッパでチャレンジすることを選んだきっかけは上司の退職だったのですが、あくまできっかけに過ぎず、どこかずっと環境を変えて違う場所でゼロからまたスタートしたいという気持ちがどこかずっともやもやあったから。

前職ではチームを立ち上げてからの5年間で培った実績を評価していただき、タイや日本での次のステップのお話もいただいたのですが、仕事自体を一旦辞めてスペインのビジネススクールに留学する道を選びました。

「大きなチームをマネジメントしてより高い役職についてよりよい収入を得る名誉は惜しくなかったの?」

そう、友人は聞きました。

確かに新しい場所ドイツでゼロからスタートをしたので、タイにいていただいていた給与やコミッションよりも金銭的な収入は少なくスタートし、コロナ真っ只中での転職、お客様もゼロの状態でスタートしたのですぐにコミッションが稼げるわけではありません。ドイツは税金や社会保険料も高いので手取りは少なくなってしまいます。

でも、すべて自分への投資だと思っています。時間も経験も、ここに来たからこそ得られた出会いもすべて。

2年前のちょうど8月にタイを離れなかったら、スペインではなく日本に帰っていたらまた違う今があって、それはそれで楽しく過ごしていたんだと思います。でも今ほどの変化はなかったかなと思います。

このパンデミックを新しく飛び込んだ環境で経験していることも、世界が大きく変わった中で国間を移動することもなかなかできない経験です。

人材紹介という大好きな仕事をずっといろんな国で経験できていること、リーマンショックやコロナなどいろんな経済危機、タイでも洪水や政治問題、王様崩御など歴史的な場面に居合わせながらも生き延びて、山あり谷ありありながらも結果を出してきたことが自信につながっています。

どこでも生きていける。どこに行っても、私はなんとかやっていける、大丈夫という根拠のない自信を持っていたい。

いろいろな人に救われ助けてもらいながら、でもどこに行っても、どの会社にっても、どんなステータスでも、選択肢を持ち自由に選択ができることが私にとって大切なこと。

どこに行っても人材紹介という大好きな仕事で常にできる限り精一杯自分の能力を活かしてお客様に貢献していけば結果もお金もついてくると信じています。それは関わる人々の役に立てることを全力でやった先にあるものです。

原点は世界中に友達を作りたいという夢

高校生で初めてアメリカに行ってから、世界中に友達を作りたいとい希望があって、それがずっとコアな部分に残っているんだと思います。

旅行でもいいんだけど、世界のいろんな場所に住んで人に出会い経験を積んでユニークに生きたい。

友人と話していて、きっとそこがずっとコアにあるんだなと思いました。

今手の中にあるものに目を向ける。

今は自由に移動ができず、特に日本へ帰るのもタイに帰るのも隔離が必要で悲しいです。

オンラインで家族や友人に会えてもやっぱり直接会うのとは違うし、せっかくヨーロッパにいるのに気軽に旅行ができないまま一年が経ってしまいました。

でも最近は、今まであまり気にしてこなかった健康に気を使ってみたり、お料理は前から好きでしていましたが、作ったことのなかったメニューをローカルマーケットで材料揃えて作ってみたり、近しい方に日本食作ってご招待したりしています。

画像3

〇 Instagramで海外で作るお料理のアカウント地味にやってます 〇https://www.instagram.com/yuyu_gohan_japanesefood/ 

何より、健康で毎日ご飯が食べられて仕事もあって、レストランで食事ができるようになったり、生活の幅も広がってきたし思っていたヨーロッパでの生活とは違うようになってしまったけど、いま目の前にあるもの手の中にあるものにまず感謝して過ごしたいと思っています。

サポートありがとうございます。ご意見、ご感想、シェアなどご協力いただけると喜びます!皆様の何かのきっかけづくりになるような言葉をつづっていきたいと思います!