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激坂最速王を終えて~なぜ、神野大地さんに勝てなかったのか~

先日、11/13に激坂最速王のレースがあり、ニュースの通り、神野大地さんが大学生を抑えて優勝されました。
私のような市民ランナーとは比較になりませんが、ビジネスと同様に最大手(陸上の場合は最速者)をベンチマークとして、今後の方針策定を行っていきたいと思います。

激坂王  神野さん 殿地さん ゆーり
ペース  3:46/km 3:54/km  5:28/km
タイム  51:02   52:39       71:56

キロ単位で1:42の差がありますね。どこでこの差が出ているのでしょうか。次は平坦の記録を参照してみましょう。

10,000m    神野さん  殿地さん  ゆーり
ペース   2:49/km  2:58/km  3:27/km
タイム   28:17    29:43    34:30
低下割合  25%    25%      40%

平坦の場合、キロ単位で38秒の差ですね。平地と比べた速度低下割合も15%くらいありますね。※ちなみに2位だった大学生の選手と神野さんの速度低下割合は同じのため、理屈上は平坦のタイムが同じであれば、登りのタイムも同じとなります。
速度低下割合に大きな差異があり、この割合を小さくすることが、登坂能力向上に繋がると仮定して、更に原因を追及します。
キロラップを見てみると、最初の1キロが4:30となっており、このラップで刻めれば、速度低下割合が25%に近いので、神野さんと同じ登坂力に近くなります。
しかし、5キロ~10キロのラップは6:00をオーバーしていました。
つまり、登坂最大能力自体は差異が小さいが、登坂維持能力に大きな差があるということですね。

次回は登坂維持能力とは何かを検討します。

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