実家の話
先日、イオンに行ったら地元の幼稚園生の絵が飾ってあった。
そうか、世の中父の日か、と思って絵の展示を眺めていたら、標題が「大好きな家族の絵」となっていた。
お父さんの絵、ではない。父のいない家も多いということなのだろう。
私はこのような家族愛やその正しさみたいなものを確かめるようなイベントは少々苦手なのだが(それは人に嘘をつかなくてはいけなくなるから)、「父の絵」ではなく「家族の絵」とした主催者の少しの配慮に、板挟みの中での小さな優しさを見た。
(※以下、あまり楽しくはない自分語りをするので有料としています)
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