やさしい、は、温泉のような

最近いろんな人に助けられている。

駄目駄目すぎたり、鬱々とした落ち込みが尾を引いたり、踏ん切りがつかなかったりうだうだしたり、諦めが悪かったり怠惰がひどかったり、そういう私なのだけど、世の中やさしい人がいて、うずくまる私を撫でるように接してくれる。
ちゃんとお礼を言わなきゃいけない。

貰えた言葉は、温泉みたいだなぁとよく思う。
単純温泉の、濃くない強くないさらりとしたお湯。
熱すぎず、ぬるすぎず、やわらかでやさしいお湯。
けど冷え切った身体や傷口には、しみるやつ。
強酸性の湯治場の近郊に湧いてる、無味無臭で透明なあがり湯みたいな。
湯あたりのない、低刺激の、病み上がりにも入りやすい疲れない温泉。
たくさん温泉に入っていると、最終的にそういうのが一番ありがたいお湯だと思うようになるのだが、こころにそんな感じのお湯が湧く。

誰かに読んでもらえるのも、ひとすくいの湧き出る温泉。
誰かの言葉たちも、ひとすくいの湧き出る温泉。
やさしいこころは、私の温泉。

ありがとう。
ありがとう。
今日もnoteで温泉にひたる。

※ちょっと変な表現かもしれませんが、私なりのお礼です。

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