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タチの悪い人間

世の中には本当に余計なことを言う人が多い。

私も今まで何人も出会ってきた。

余計な一言をボソッと言って、苛立たせてくる人もいるけど、
余計なことをわざわざ伝えてくる人っていうのが個人的に大嫌い。

このタイプは八方美人に多くて、あっちでもこっちでも良い顔するために余計なことをあえて言っている場合が多い。

例えば、「Aちゃんがあなたのことをこんな風に言ってたよ」って
親切ぶって伝えてくるやつ。

そういう時の内容は褒めているような嬉しい話ではなくって、悪い内容と相場決まっている。

そして、その言葉を聞いてまんまとAちゃんに腹が立って何か小言を言おうもんならそれがまたAちゃんに伝えられる。

「Bちゃんがあなたのことこんな風に言ってたよ」ってね。

何がタチが悪いって、「あなたのために」っていう親切心を出してくるところ。

昔の私はそういうタイプの人間の話をそのままストレートに受け取って、
「え〜Aちゃんひどい><」ってなっていた。愚かな私。

でも、ある程度歳を重ねた今なら分かる。

悪口を言っていた人なんかより、それをわざわざ伝えてくるやつが一番の悪だってこと。

しかもそういうやつは、話を盛って伝えるから本当にそこまで悪く言っていたのかさえ怪しい。

本当に思いやりのある人なら、誰かが言ってた悪口を本人に伝えようなんて絶対に思わない。
本人が聞いたら傷つくことがわかっているから。
ましてや、その悪口に全く同意できないならなおさら伝えてこない。

もし、誰かが言っていた「あなたの悪い部分」に同意できるとしてそれを改善した方が良いと思うなら伝えることもある。あくまで思いやりとして。

でも、悪いやつは「Aちゃんがこんなこと言ってたよ。そんなことないのにね」と、あたかもあなたの味方かのように振舞ってくる。

だからそういうやつが身近にいたら、関わらないようにするのが良い。

それぞれの悪口をそれぞれにコソコソ言って、仲違いさせようとしてくる危険人物だから。
そして、あなたのことを傷つけたいと心の中で思っている人だから。

もし自分が無意識にそういうことをしてしまっているなら気を付けよう。

『黙っている優しさ』を身につけるべし。



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