将棋級位者が勝手に考える初段のなり方①
何かを始めた時、ある程度ここまで上手くなりたいと目標を立てると思います。
将棋ではその多くの目標が「初段」です。
初段といえば、やはりある程度将棋についての理解があり、どこにいっても楽しめるイメージで
憧れを持つステータスです。
僕も将棋を取り組むようになって1年ほど経ちましたが
将棋アプリ将棋ウォーズで1級とあと一息の所まで来ています。(負けすぎてかなり遠い)
これから将棋を楽しまれる方、また上達を楽しまれる方に向けて
僕が考える初段のなり方というのを勝手に書いていきます。
(まだ初段になっていないんですけどね)
今回はルールをしっかり覚えて
飛車の場所を決めるとか守りは金銀3枚というのを聞いたことがあるくらいの方をイメージしています。
そもそも初段とは?
まずはここをしっかりしなければいけません。
例えば、将棋道場で初段になります。といっても
それが何ができるようになっているのか、明確にしておかなければ
何をどう取り組んでいいかもわかりません。
まずは初段というステータスだけではなく
初段とは?という所をしっかりと定義する必要があります。
そうする事で、これからしっかりとした意味をもって取り組む事ができますね。
それは人それぞれで良いと感じています。
例えば戦法が一通りわかっていたり、感想戦がしっかりとできたりなど、
きっと色々目指したい姿が出てくるでしょう。
自分なりにこういうふうになりたいなというものを設定し、そして初段というしっかりとした結果を求めるのが良いと思います。
僕の中での初段というのは
序盤、中盤、終盤の全体を通してのストーリーをしっかりと自分の中で落とし込むことができる事です。
例えばプロの将棋を見た時に、良い手、悪い手というのははっきりわかるわけではありませんが、
自分なりに「こういう手なんだろうな」という考えを持って見れる状態である事が大切です。
将棋を始めたばかりや級位者の状態では正直な所、強い人の将棋を見た所でその意図がなかなか掴めません。
ある程度バランス良く1局を楽しめるようになってきたらそれはもう立派な初段と言えるでしょう。
という事で、そこまでの積み重ねを見ていきます。
期限を決める
おろそかにしがちですが、ここがあるとないとでは身につく力が全然違います。
例えば1年、3年
何でも良いでしょう。自分がこれから取り組む上で
その時間や量、質を考える上で設定しやすくなります。
またメリハリもつきますね。
ここで大事なのは「必ず初段にならなくてはいけない」というのは捨てる事です。自分を焦らすものはつまらなくしたり、純粋に将棋を楽しめなくなる原因となります。
あくまでも目標であり、
自分が良い感じに楽しむための指標みたいなものです。
結果的に得た棋力が五段であろうと初段であろうと5級であろうと
自分が楽しむため積み重ねた結果です。これから存分に楽しむステージはたくさんあります。
とはいえ「初段になる」と心の中では決めてください。確かな意思がなければたどり着かない事も本当のところでしょう。
という事で勉強編へ
圧倒的に強くなる詰将棋
・絶対に必要な勝利条件
将棋は相手の王様を取った方が勝ちのゲームです。
つまりこちらの王様は取られず、相手の王様を取ればいいという事です。
当たり前の事を言わないでくださいよって?
その当たり前の事をしっかりとできる人が強いと思うのです。
詰将棋というのは
相手玉を取るための問題となります。
それがどれくらい重要度の高いものかはわかりますよね?
勝つために絶対に必要な事なんです。
これを無視しては将棋の上達はないと僕は感じています。
中には「詰将棋は必要ない」という人もいると思います。
そういった人は例えば、実戦、プロの対局を見る事だったり、定跡を学ぶ過程で相手玉を詰ます事を学習しているはずです。
つまりやはり必要な勉強という事ですね。
どういった角度からそれを学ぶのは人それぞれではあると思いますが
手っ取り早いのは詰将棋でしょう。
とはいえ問題を解くのは疲れるし、苦手という方もいると思うので
工夫した取り組みを見ていきます。
・1手詰で良い
まずは駒の特性、駒と駒の関係性知る必要があります。
それを知るには1手詰で十分でしょう。
金の駒が詰ます時にどれだけ優秀か。
龍の使い方や
角と桂馬の関係性、また弱点となる配置など
読み取れるものが多くあります。
まずは駒の特性をしっかりと見る事で
攻め、守りの理解も深められます。
それから3手詰や少し先を読む力を身につけていいでしょう。
・真面目に解く必要はない
初段くらいまでであれば
詰将棋は真面目に解く必要はないと感じています。
解かないのであればどうするかというと
「答えを見る」そして「答えを覚える」です。
まずは手の発想を身につける事が大切です。
経験のしたことないものは思い浮かびません。
その数を多く増やして、色んな形に対応できるようにしましょう。
1手詰を1冊、3手詰を2冊ほど覚えてしまえばかなりの力になります。
・序盤、中盤でも使える力
詰将棋は何も終盤だけに特化したものではありません。
駒のやり取りは序盤中盤絶えず行われています。
例えば、駒の接触が終わる最後の形で一歩リードしていなければ駒の得はできませんが、その先を読む力に詰将棋の力は役に立ってきます。
3手、5手先を読む習慣をつけることで、序盤、中盤に知らない形が出てきたとしても地力で打開する事ができるのです。
・毎日ほんの少しで良い
好きな人は何問でも取り組んで良いと思いますが、
中にはめんどくさいなぁと思う方もいると思います。
無理せずこれくらいなら楽しめるというのが一番良いでしょう。
楽しいが最高の上達に必要なエネルギーです。
今回のまとめ
まずは本格的に取り組む前にといったところでしょうか。
ちなみに僕は詰将棋大好き人間なので、詰将棋の力を過信しているところもあるかもしれません。
次回は序盤の取り組みについて見ていきたいです。
僕の書いている事は間違っている事も多々あるでしょうし、
何回でも言いますが、まず初段になっていません(笑)
失礼は承知ですが、
僕も皆さんと上達を楽しんでいきたいので
こんなやり方もいいんだ~というのを見つけて頂けたら嬉しいです。
てきと~に楽しんでいきます。
ここまで読んで頂きありがとうございます!サポートを頂けたら今後の活動の励みとなります。ぜひ一緒に囲碁を上達していきましょう!