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幻在Δ幻実(ゲンザイゲンジツ)
未来と云う時は記憶ではない、
其は過去に在った如何なるものとも異質である波、
此の瞬間と云う器で分化される一つの雨の様なもの、
そして、其は分化されていない水面に降れば、幾つもの雨となる。
では、此の雨、
一切の分化の無い、降って来るモノリスを、
一体何と呼ぼうか。
どうせ砕けてしまうなら、何かと同じ様な名を与えてくれ。
〈幻在〉《〈現在∧現実〉に降って来るもの》
私は確かには無く、幾つもの場に非現前的に在り、
そして、如何なる〈現在∧現実〉にも、
属する事の無い捻じれ。
〈幻実〉《〈現在∧現実〉に登って行くもの》
器官なき身体 が、モノリスに衝突する前の、
一つから逸脱し、私と云う虚構へ続いている辺獄。
二つは一つにならずにぶつかっている。
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