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精神病院の練習詩

会話は点々として
患者達は寝室で時間を潰す。
果てしない時間と空気が
二重扉の中で渦巻いて続き
夏は薬で老いさらばいた。

君が語る美しさ
健康的で恒常的な輝きは
狂人にはまぶしくも儚い
満ちるが如く散りゆく思考だ。
秋の息吹でテーブルは沈黙する。

タバコが吸えない女性が突っ伏し空腹を訴える。
理由もなく叫ぶ女性が看護師に怒られた。
暗く、不健康な精神病院で、一体何に感動すれば良いのだろう?

感傷が古傷に染みる
当てつけのような寂しさ。
もう眠りにすらうんざりしている少女が
スマホを欲してうずくまっている。

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