![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/45284659/rectangle_large_type_2_da60f7f5a700fbe5cb7bf5e341afc699.jpg?width=800)
雪ど化粧
素顔は抱擁されている仮象だ。
雪と化粧は背景と鏡像を馴染みませる、
一連の即興的ダンス、
仕草と協奏する結晶の様だ。
素生は常に脱ぎ捨てられる素描だ、
雪融け象は孕み合う、再生を膨張し、
回転し続ける応答の暗部の乱舞、
降り頻る影を振り切れず、且つ、追い付かれない呼応だ。
人が奏でる事は自明では無く、
楽譜はどれだけ精密でも音では無く模様だ、
そして、楽器は自ら歌わない。
素顔とは化粧性によって再発見される仮象である。
君は微笑其のものだ、踏み鳴らすステップ其の音だ、
其の隙間に微睡む微妙なニュアンスの息吹。
宜しければサポートお願いします。