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松尾友雪〈Yusetsu Matsuo〉
2023年1月27日 22:03
重い気配に息を殺され軽い世界病を移されコラージュの祭典回転、発展、肺死んで配信だ。血を吐いてくれこの痛みでしか償いえない官能を串刺して灯火を落としてくれ。いくつもの記憶と予感の残骸が、いつか雨となってお前を隠したらいい。
2023年1月27日 19:54
曇り空に黒い繭を吐く。軽い綿のような感触で中身は血液が入っている。そこから赤い糸が抽出されて私は君に繋がろうとする。空っぽの魂が沢山の空洞を通して真っ赤に溶けながら生きる意味になろうとする。けれど糸は必ず切れ雨は降り始める。糸は散り散りに溶けて誰にも繋がらない。それと知っていながら私は繭を吐く。 #詩
2023年1月24日 22:58
ドッペルゲンガーのくせに恋をしたり人らしく生きるなんて滑稽だな。みんなバラバラの思い出になって、思い出話とか話すようになる。センチメンタルが嵐と共に降ってくる夜、ドッペルゲンガーに同情したとして、ドッペルゲンガーを愛したりはしない。 #詩
2023年1月21日 21:22
ありきたりな言葉が私の四肢を縛する。愛の告白にどれほどの意味があるのか?言葉は重ねるだけ虚しくなる。美しいリズムの高鳴りも運動も、閉じ込められた塔からでは滑稽なものだ。君は信じるだろうか、あらゆる魂の震えが、カーテン越しの死生のコントラストが、君の描いた風景を思い出させる。 #詩