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「詩 その他」から分離して、詩のテクスト情報を掲載します。
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2022年6月の記事一覧

夜灯りのスケッチ

夜灯りのスケッチ

遅れてきた男が云う「そんな簡単にセックスするな」
二人連れは呂律が回らない様子で、柳通をまっすぐに歩く
ちょっと行けば荒木町の谷で、もしかしたら階段につまづいて死ぬかも知れないが、彼らはまっすぐに歩いた。
誰かが歩きタバコをする。誰も責めはしない。
町の悪臭と習慣と無関心さ、何処とない同調圧力と街の闇がそうさえる。

なんなら態々理性を捨てにきている
働いて金を稼ぎ、今日もコロナを回避した
酔っ払

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喪失の物語

喪失の物語

疲れて帰ってくる
地下鉄の中で足が棒になる
胃の中で煮えたぎる風景、
物語は消失する。

走り回る日常、大量に運ぶテクスト
頭に入れるべき情報、
本を読みました。
誰か私を抱きしめてくれ。

読書をするのに孤独は必要だ
でも、孤独を読み切るには温もりは必要だ。
この造景に如何なる物語を繋げる?
私はこの景色で喪失する

文章は欠落だ、風景と人物とそれらの描写と。だが言葉の焼け野原の上でスクラップアンドビルドを本当に続けなくてはならないのか?

コンセプトは物語を解体し脱風景化をすすめる。だが失われた物語は何処に消え去るのだろう。 #詩

〈現在∧現実〉つかめない瞬間。何者もそれから後戻りする事は出来ない。