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週末のひと息:YouTubeを「読む」ようになった

最近YouTubeで「ん?」と思うこと

YouTube、よく見てます。配信者の方方には感謝してもしきれません。
ただ、この頃ちょっと気になったことがあるんです。

話し方が苦しそうな動画がけっこうある。

例えば、界隈で有名かもしれないファイナンスの配信をしているあの動画、この数日で見るようになった東京のカフェ紹介の動画、AIアプリ紹介の動画…。

何が共通するのか、感じて考えてみました。
分析ではなく「感じて」です。

「息苦しい話し方」を感じてみる

話し方が「息苦しい」と感じるのはなぜなんだろう。

この3名に、あくまで私が共通すると思ったことは、フレーズの短さ。
感じる限り、数文字しゃべるとすぐに切り、語尾が速い。
「機械的だな」と感じるんです。
AIでやってるのかな…と思ったことも…。

ただ、AIナレーションは別の動画で聞いたことがあり、そういう類の「機械的」とはまた違う種類のような…。

ブレス(呼吸)が短い、とも言えるかもしれません。
そして、語尾が速い。
語尾に「呼吸」がないように聞こえるんです。

で、聞いているうちに息苦しさを覚えてくるんですね。

ビジネス系の動画ならまだいいけれど、ゆったりしたくて見ていたカフェ紹介の動画で息苦しさを感じるというのは、ちょっとね…という気持ちでした。

「心」を聞かせる

一方、ある日、なんとなく開いたVoicyというアプリで、中尾隆聖さんのチャンネルが出てきていて、つい聴いてしまったんです。
ちょうど鳥山明さんがご逝去され、TARAKOさんも…という、その数日後でした。

ベテランの役者の方と比べるのはナンセンスということはよくわかっているつもりです。

とはいえ、一般的に公開し、広く人々が見聞きする目的で何かを配信する、という部分では、プロもアマチュアも関係ない…と思うのは、定期的にオペラの舞台に立つ立場として思うことだったりするんですね。

歌も舞台も同じです。チケットを買っていただくこともすごく多いですし、そうでなくても「アマチュアだからこんなもんで勘弁してよ」とは思ってはいないわけですね。

中尾隆聖さんの話し方は、フレーズが長い。
ブレスの充分さ。
声に乗る感情…。
あたたかさ。
「心」が聞こえるか。

「量産」と心〜動画を「読んでいる」という現実

AI生成も浸透しつつあるからなのでしょうか。
近頃では「仕事をするな」という類の言葉すら飛び交っています。
”AIでコレコレをどうにかして動画を量産して高収入!”
”もう仕事するな!”
みたいな。

あのー、…、そんなに働くことがお嫌い?

て思います。
(そういうことではないんでしょうけど)

例の動画ではご本人が話されているのか、フレーズごとに録音して使い回したりするのか、あるいは「そういう風に話すと聞き取りやすい」という何かのマニュアルがあったりするのか。
それとも単に、長いフレーズで話せないだけなのか。
細かいご事情はわかりません。

配信者の方の話し方が息苦しく感じる時は、あえて動画を聞かずに文字起こしをして文章を読むようにしています。

YouTube動画を「読む」ことになる

これはちょっと予想外のことでした。


ここまでご覧いただき、ありがとうございます。

デジタル時代、私たちの行く末

デジタル時代に思うことは「心」のことです。

私たちは、最終的に、何を目指しているのでしょう。

それを忘れる世の中になり切ってしまわないよう
祈りながら、今日のひと息記事を終わりたいと思います。


準備中のオペラの紹介

私がチラシを手がけているオペラ公演の紹介です。
「心」の豊かさを大切にするアマチュアオペラ団体です。
合唱もしているのでよかったら観にいらしてくださいね!


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