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フツーに生きる難しさ

こんにちは。
子どもにお金にまつわる、ゆうとすです。
本日は、「フツーに生きる難しさ」というテーマでお話したいです。

普通が一番みたいなことを耳にしたことがあるのですが、フツーとはなんとも曖昧です。お金の面で多くの人が経験しそうなライフイベントから考えたいと思います。

生涯コストの算出

ライフイベントとして、1人の人が生まれて死ぬまでにいくら費用がかかるのかをざっくりと計算してみます。

教育資金

まず、あなたが生まれて大学を卒業するまでのコストとして、2,000万円かかるとしましょう。

公立、私立によって差分はありますが、小、中、高、大学まで積み上げると、これだけかかります。

大学に行くには、奨学金を借りている学生も多いので、1,000万円近く自身で被る人もいますので、ざっくり半分の500万円を自己負担としましょう。

出典:https://www.grandvan.co.jp/grandvantime/5733

結婚費用

学生生活を終え、就職し、やがて素敵なパートナーと巡りあり、結婚するとします。

結婚式を挙げると、平均469万円かかるそうです。

ハネムーン、婚約費用も含まれているそうです。

170万円をご祝儀でペイできたとして、300万円を自己負担としましょう。

出典:https://zexy.net/mar/manual/kiso_okane/chapter1.html

出産費用

生命の誕生にも費用がかかります。

平均で50万円程度かかりますが、出産一時金42万円を引き、8万円程度が自己負担になることがあります。

出典:https://www.smbc-card.com/like_u/money/childbirth_costs.jsp

教育資金

自分が親にしてもらった、あるいは自分で奨学金分を稼いだように2,000万円という費用問題が新たに発生します。

幸い2人の子どもに恵まれたとして、4,000万円必要とします。

マイカー

家族も生まれたし、マイカーを購入するとします。

200万円として、だいたい10年ごとに買い換えるとして、人生で5回買い替えたとします。1,000万円です

税金は10%だとして、100万円。

維持管理費(ガソリン、保険)に月1万円程度ですので、年間12万円×50年で600万円。

ざっくり、生涯のマイカー費用で1,700万円とします。

出典:https://www.resonabank.co.jp/kojin/loan/column/mycar/column_0001.html

マイホーム

家族もできて、そろそろ住宅をということで、夫婦の夢であるマイホーム

庭付き戸建てで4,000万円とします。
35年ローンで、金利が1.2%として、総支払額は5,000万円弱点になります。
毎月11万6千円も支払う必要があります。

維持管理費は年間40万円。
50年住むとして、2,000万円発生します。

生涯住宅費用として、7,000万円程度でしょうか。

出典:https://www.homes.co.jp/cont/buy_kodate/buy_kodate_00346/

老後費用

老後2,000万問題が2019年ごろに世間を賑わせました。
年金などを差し引いても、月に5万円ほど生活費が足りないことによるものです。

ざっくりコスト

教育資金        500万円
結婚資金        300万円
出産出産              8万円
教育資金    4,000万円
マイカー    1,700万円
マイホーム 7,000万円
老後資金    2,000万円
計       1億5,508万円

結構リアルな数字が出ています。
1人のヒトが生まれて、パートナーと出合い2人の子どもに恵まれ、クルマを購入し、家を手にした一般家庭です。

生涯賃金はいくら?

一方、生涯賃金はいくらなのでしょうか。
終身雇用の崩壊と言われて久しいですが、
多くの方が企業に就職し、定年まで勤めあげることが一般的です。

りそなグループの調べでは、生涯賃金は2.7億円であり、手取りは2億円ちょっとです。

差し引きすると、

生涯賃金から生涯コストを差し引きすると、
2億円−1億5,508万円=4,492万円が残ります。

就職後、ざっくり50年間生きるとすると、年間で使える金額は約90万円でした。

そして月ベースでは、7.5万円です。

そこから、食費、光熱費、洋服、スマホ、旅行などをやり繰りをするわけです。
実は親の介護は1人500万円かかるといわれますが、ここには計上していません。

フツーに生きることの難しさを感じます。

フツーって、なんだ。
フツーに生きるには、とてもお金がかかるし、自分にとって必要かどうかを見極める必要がありそうです。

今日はこの辺で。

それではまた!



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