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まだ100年しか経ってないイマ

こんにちは!

子どもに伝えたいお金にまつわる話をしている、ゆうとすです。

本日は、「まだ100年しか経っていないイマ」というタイトルについて、『経済の立ち位置と感情』というテーマで紹介していきます!

▼ 現在の金融システムは100年しかたっていない

まず、経済の立ち位置をみていきたいと思います。

実は、大昔からあったような感覚を覚える『イマの金融システム』はわりと最近にできたもので、

どういうことかというと、

中央銀行ができて、現在の金融システムができたのは1900年からで、まだ100年しかたっていません。

中央銀行とは、日本だと日本銀行で、世界中の国でだいたい存在しています。

それまでは、人類とお金の歴史としては、「不便さの解消」を繰り返してきています

たとえば、

物々交換の時代では、「肉と交換した『魚』すげえ腐るんだけど・・・」

→「じゃあ貝にすっか!そうしたら腐らないし、貝の数で交換できるよね!」

金貨、銀貨、銅貨時代では、「はあ硬貨おもてえな・・・盗賊に狙われるし、旅には重たいよ・・」

→「じゃあ預かるよ!コウスケくんは銀貨2枚預かっているから『預かり券』発行するね!」

っていう、紆余曲折を経て、ようやく中央銀行の誕生が1900年頃になります。

つまり現在の金融システムは、1900年より前からすると「非常識」だったのです。

なので、最近話題の「仮想通貨」についても

法定通貨とは、ちがうもので。

ざっくりいうと、法定通貨は国がコントロールできるので、国のコントロールができない仮想通貨に魅力を感じているヒトが出てきています。

ついつい、同じ枠組みで考えてしまいがちですが、

新しいもの(仮想通貨)が出てきたときに、それに似た業界の前提知識(法定通貨)があると、その知識に当てはめて新しいものを見てしまう傾向があります。

仮想通貨やブロックチェーンという新しい技術についても、法定通貨に精通しているヒトほど、混乱してしまいがちになります。

「法定通貨」と「仮想通貨」はまったく違う仕組みなので、「法定通貨」の知識はいったん横に置いといて新しい概念として捉えることが良かったりします。

もしかすると、「仮想通貨」が100年後のイマの常識になっているかもしれません。

▼ お金と感情と技術のトライアングル

さて、

現在の悩みは3つに分けられて、お金(経済)、感情、技術の掛け算でできています。

なので、『未来』はこの3つの掛け算によって、進んでいきます。

イマは、『個人』同士がつながって巨大なネットワークをつくって、そのうえでお金が『個人』から『個人』へ移動しています。

「美味しいモノ食べたい」、「女の子にモテたい」、「タワマンに住みたい!」などの本能的な欲求、「稼ぎたい」の金銭的な欲求、「社会で存在を認められたい」という承認されたい欲求があり、

まとめると、

①本能的欲求

②金銭欲求

③承認欲求

で、②金銭欲求と③承認欲求は、歴史的にもわりと最近できてきたもので、

最近できたものということはまだまだ「不安定」というワケです。

不安定ということは移り代わりやすく流動的といえそうです。

どういうことかというと、

タピオカがバズったとして、

たくさんのヒトがタピオカをインスタに投稿していたら、そこに「信頼」が生まれて、個人は「タピオカが飲みたくなり」タピオカを買ってしまうという構造です。

タピオカという人気者がさらに人気者になります。

で結果的に上位と下位には途方もない「格差」ができてしまいます。

また、

③の「承認欲求」では、個人が世界とつながりすぎてしまい、他人の可視化がめちゃくちゃ起こってしまいます。

マインドセットで自分を行き先を創っておかないと、他人との比較や「いいね経済」「フォロワー数経済」「視聴者数経済」に振り回されてます。

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ここを少し分解すると、

「報酬の奴隷」という人間のサガがあります。

▼ 報酬の奴隷とは

報酬の奴隷とは、

「親に認められたいから勉強をがんばる」、「好きな人に振り向いてもらいたいから、美容に金をかける」、「長期的な報酬が期待できるから、短期的な報酬は受け取らない」など

短期でも長期でも「ご褒美」がないと、ヒトは何かに打ち込んだりすることはできないサガなのです。

桃太郎の犬や猿、きじも「きびだんご」というインセンティブで桃太郎の仲間になりましたが、

もしかすると、桃太郎の犬は、鬼を倒した英雄の仲間として、犬界隈で承認されたかったのかもしれません。

わたしたち人間は動物であり、欲望が満たされたときに「報酬系」、「報酬回路」が活性化され、ドーパミンなどの快楽物質がでてきます。

この報酬系は『中毒性』があって、一度気持ちいいと脳が感じると何度も繰り返したくなってしまう性質があります。

なので、「報酬の奴隷」といえそうです。

また、

報酬系は「欲求が満たされたとき」だけではなく、報酬が「期待できる状態」でもドーパミンなどの快楽物質がでてきます。

どういうことかというと、

LINEの通知や、Facebookやインスタグラムの「いいね」に多くのヒトが快楽を感じていることも

100年前には人間には考えられない「非常識」ですが、

わたしたちの脳ミソが何に快楽を感じるかが変わってきた証ともいえそうです。

なので、ビジネスの設計にはこのあたりの報酬設計をすると良さそうです。

はい、いかがでしょうか。

本日は、「まだ100年しか経っていないイマ」というタイトルについて、『経済の立ち位置と感情』というテーマで紹介しました。

最後まで読んでいただいてありがとうございました!


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