天引きって何が引かれてるんだっけ?
こんにちは。
子どもにお金にまつわる話をしている、ゆうとすです。
久しぶりにお金の話です。
サラリーマンの方が大半な日本社会ですが、給料をもらいます。
給料には天引きというお上様が差し引いたものが存在しますよね。
でもその正体ってあんまり気にしていない人が多いのではないでしょうか。
基本給が25万円なのに、手取りは19万円みたいなことが起こる。
そこで、今日は天引きの正体に迫りたいと思います。
正体その1 所得税
まず天引きの正体のその1として、所得税があります。
所得税は給与額が増えれば増えるほど大きくなる累進課税制度を取り入れている税になります。
稼いでいる人ほど税金を納めています。
高額納税者には頭が上がらないです。
天引きされるときには、だいたいこれくらいでしょ!と概算で引かれますが、毎月給料額って残業代とかで変動しちゃうじゃないですか?
そのために、年末調整や確定申告が必要になります。
正体その2 住民税
天引き代表シリーズのその2は、住民税になります。県民税と市町村民税合わせたものが住民税で、所得の一律10パーセントがかかります。
所得の翌年の6月から翌々年の5月まで後払いになります。
そのため、新卒1年目はほとんど前年に収入がなければ住民税が0の人もいます。
ちなみに、住民税はふるさと納税で控除が得られます。
正体その3 健康保険料
標準報酬月額という、天引き前の4月から6月の所得から計算したもののうち10%が負担になります。
そのおかげで、怪我や病気になったときの医療費の自己負担額が3割で済みます。
会社が、半分の5%を折半してくれます。
サラリーマンのメリットの一つですね。
正体その4 厚生年金保険料
将来の年金をもらうための保険料です。
長生きすればするほどお得な制度です。
標準報酬月額の18%が負担ですが、これも健康保険料同様に会社が半分の9%を負担してくれます。
正体その5 雇用保険料
失業したときや育児休業のときなど困ったときに役に立つのが雇用保険です。
賃金の0.3%が負担になります。
正体その6 介護保険料
その名のとおり介護が必要になったときに必要になる介護保険料です。
40歳以上になると義務付けられるのが介護保険になります。
65歳以上の人が利用できるようになり、実質1割の負担で済みます。
標準報酬月額の2%が負担になり、会社が半分である1%を負担してくれます。
ちょっとまとめると、
かなりものか天引きされているけど、日本の社会保障が充実していることがわかります。
たとえば余分な民間保険などは不要なこともあります。
天引きって知らない間に、差し引かれていますが、どんな目的でどのくらい行われているかは知っておくといいのかもしれません。
今日はこの辺りで。
それではまた!
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