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僕がnoteを書く理由─みんなを取り戻す「感想のブリコラージュ」

noteを書くのに、理由は要らないのかもしれません。
けれど、僕には確かに理由があるので、書き留めて置こうと思います。
この姿勢もまた、noteを書く理由です。

冗長になりそうでもあるし、これから続けていく中で編集されていく記事になりそうなので、まずは結論から書きます。
興味を持って頂けたらその先も読んで頂き、共感して頂けたら他の記事にも目を通してもらえたら嬉しいなと思います。

結論:「感想」が好きで、大事だと思うから

題名にはかっこよく「感想のブリコラージュ」と書きましたが、
簡単に言うと結論は「感想」が好きで、大事に思う。ということ。
今は本の感想を書いていますが、本に限らず、お店やイベント、個人への視点等々、何に対しての感想でも書いていこうと思っています。
今の時代、普通に生きていると「判断」するように仕向けられて、自分の感情が疎かになってしまうと思うのです。
だから、皆がじっくり書いた文章が集まるnoteに、意識的に「感想」を投下して、いろんな人が自分の感情を取り戻すきっかけが作れたら良いなと考えて、書いていこうと考えました。

以下はこの結論をより詳しく書いていくものです。


インターネットの言語空間が崩壊する

人は言語でつながっていて、それらを組み合わせて複雑な空間を作っています。
それをインターネットが媒介することで、
考えもつかなかった繋がりが生まれ、
より複雑かつ魅力的な空間に成長してきました。
幼い頃、黎明期のテキストサイト群を見て、
その可能性に心を奪われました。
顔も見えない面白い人が居て、その人の書いたものを僕は読んでいて、
楽しい気持ちを膨らませている。
そんな状況にわくわくが止まりませんでした。

ところが今や、インターネットは混沌とした情報に溢れかえって、
刺激的なコンテンツが刃物のように画面から飛び出してきて、
それに対して「判断」するのが当たり前になっているように思います。
炎上しているところに飛び込み、「判断」する。
流行しているところに飛び込み、「判断」する。
そのスピード感の前に、「個人が感想を持つ」というプロセスは追いつけていないのです。
「判断」の恐ろしいところは、群集心理を利用して、手短に白黒はっきりさせようとする意識です。
これが行き着く先は、好きか嫌いかという二手に分かれて、相手は間違っている、わかり合えないと決めつけるディスコミュニケーションだと思います。

そこで、僕は、「感想」を復権したいと思いました。
(インターネットの片隅で。)

順番を間違えて感想を捨てている

今インターネットの言論空間形成しているのはSNSが主で、それはコミュニケーションツールです。
つまり相互にやりとりをすることを是としている。
ですが、魅力的な言論空間を作るためには、相互のやりとり前に、
各人が自分を確立している必要があると思います。
お店に行く前に、まずは星の数を確かめてから。
コンテンツを見る時、まずはフォロワー数を確かめてから。
指標はとても便利なものなので、利用しない手は無い。
ですがよくよく考えてみると、順番が逆転しているように思うのです。

周りがどう考えるか確かめてから、自分でも判断する。
これだと感想ではなくて同調です。
まず自分で判断してから、周りが総合的にどう考えるか確かめる。
という順番だと感想と反省です。

この後者の方で出てくる感想は、「誰かがそう思った」
という確かな価値がある情報なのだと思います。

インターネットに感想を繋げよう

価値のある情報が集まれば、あとはそれを探す楽しい宝探しです。
そしてそれらを組み合わせることでまた新しい視点が生まれます。
何より、「自分はこう思う」という当たり前を、誰もが楽しめるようになってくると思います。
「感想」はプロフェッショナルである必要が無いところが素晴らしい。
書くからには論文を作れと言われたら、誰も手が動かなくなります。
まずは頭の片隅にあるもやもやを、感想として出力するだけで良い。
それがみんなの当たり前となって、なにかに群がって攻撃的になる前に、
あっちにこっちに、あれこれ考えて、気づくと頭も冷えていた、
そういう牧歌的な世界になってくれたら良いなと思うのです。

「感想のブリコラージュ」

やっとタイトルに戻ってこれました。
「感想のブリコラージュ」が僕のnoteのテーマです。

なにかを作りたくなる「端切れ」をたくさん生み出す。
これが自分自身の生き方や仕事にも、良い影響を与えてくれると思ったのです。
自分があとで拾い上げうる感想。誰かが拾い上げうる感想。
そしてそれらが組み合わさって生まれる思いもよらなかったなにか。
それに出会えるように、少しずつ書き落として行きたいと思います。

ここまで読んでくれるとは思ってなかった

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
ぜひ、反応や痕跡を残して行ってもらえるとありがたいです。
精度の高い地図を受け取ったと思って、宝探しに伺います。
拙い上に数も少ないですが他の記事も読んでもらえたら幸いです。

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