見出し画像

【IIDX】BPL SEASON2 - 前シーズンからの変更点と見どころ

こんにちは。

2022年1月24日、BPLシーズン2始動スペシャル動画にて、IIDX部門のプロテスト・対象3機種についてのニュースが発表されましたね。

公式サイトでIIDX部門の大会ルールが掲載されていますので、こちらを見ながら2021大会から変更となった部分に注目し、見どころを紹介致します。

---

■チーム構成・大会の流れ

前シーズンでは6チームに4名ずつのプロ選手が所属→今季からは8チーム4名ずつに。

また、大会の流れについては、
・前シーズン
①ファーストステージ
②セカンドステージ
③セミファイナルステージ
④ファイナルステージ

・今季
①レギュラーステージ
②クォーターファイナル
③セミファイナル
④ファイナル
と変更になっている。

---

■各ステージについて

レギュラーステージは総当たり戦1回=8チーム各7試合分の合計勝ち点勝負(全28試合)となる。

前シーズンはファーストステージでの総当たり戦2回=6チーム各10試合分の合計勝ち点勝負(全30試合)。

今季のレギュラーステージは、前シーズンのファーストステージと比較して1チームあたりの試合数が7回に減り、1試合あたりの勝利価値が高くなっている。(なので、結構最初からクライマックスな感じがしますね。)

レギュラーステージ上位2チームはセミファイナルまでの進出が確定し、下位2チームは脱落が確定する。

3位〜6位はクォーターファイナルに進出となり、セミファイナル進出権を賭けたトーナメントを行う。2チームが勝ち抜け。

セミファイナルでは、レギュラー上位2チームと、クォーターで勝ち抜けた2チームの戦いとなる。勝ち抜けた上位2チームがファイナルにて最終決戦を行う。

---

■レギュラーステージについて

各チームから3人同士の団体戦で、
先鋒戦では1pt、中堅戦では2pt、大将戦では3ptを各曲勝つたびに獲得。
その獲得したポイントの差で試合の勝敗を決めるルール。

試合に勝つと3点、引き分けると1点、負けると0点の勝ち点を獲得。

このレギュラーステージの概要部分は、前シーズンのファーストステージと同様。

---

・課題曲のレベル指定

前シーズンのファーストステージのレベル指定だと、先鋒戦☆8-10、中堅戦☆10-11、大将戦☆12限定と1パターンに決められていたが、
今季からは中堅大将戦が☆10,☆11、☆11,☆12の2パターンとなっており、どちらが指定されるかは抽選になっている。

---

・コストとストラテジーカード

試合数の兼ね合いで選手の保有コストは前シーズン200に対し、140に減少。
(前シーズンは1チーム10試合=総消費コスト600→今季7試合=総消費コスト420。3割減で200→140に。)
なお、各選手の必須出場回数は5→4回に減少。

また、ストラテジーカードの仕様に変更があった。
ストラテジーカードとは、相手の選曲を課題曲の中からランダムに変更させる効果を持つカードだ。1枚につき1回、その権利を行使できる。

レギュラーステージでは、先鋒中堅大将戦それぞれで使用できるカード1枚ずつと、どのバトルでも発動可能なカードが1枚、計4枚を保有する。

前シーズンからの変更点は2点ある。
まず、相手のストラテジーカードによって無効にされた譜面については、同ステージの次回以降の試合で再度選曲できるようになった。
メタ効果は弱化し一時的なものになったとはいえ、再度選手が無効となった得意曲を投げるためには改めてコストを支払って試合に出る必要があるため、その点の有用性は高い。

次に、お互いの選曲に対して両者がストラテジー権を行使したとき、お互いカードの効果が無効となった上、ストラテジーカード自体が使われなかったものとなる点(前シーズンのEXストラテジーカードの一部仕様が追加されたような形になった)。

要は、カードを使ったバトルでは自選曲が保障されるということだ。前シーズンでは不利のつく対面を五分以上にするための意味合いが強かったストラテジー権だが、今季からは自信のある選曲・有利対面でのカード使用でポイント獲得の期待度を下げないためのディフェンス的意味合いが強くなった。

---

■クォーターファイナル・セミファイナルについ

クォーターファイナルとセミファイナルのルールは同じルールで行われる。1試合5対戦、4チームのトーナメント。試合数は3試合ずつ、2ステージ合わせて6試合となる。

前シーズンのセミファイナルステージとほとんど同じルールだが、大将戦がノンジャンル→2テーマからの選曲に変更となった。

前シーズンでは副将・大将戦がどちらも☆12課題だったが、今季から副将戦は☆11に。
精度寄りのシブめなルールに変更となった。

---

・EXストラテジーカード

前シーズンのセミファイナルステージ以降で使われたEXストラテジーカード。
今季からは大将戦でもテーマ選択が行われるため、どのバトルでも使えるようになった。
3ptを争う大将戦でテーマを変更できる強みは大きい。

また、セミファイナルでのEXストラテジーカードはファイナルに持ち越せないが、クォーターファイナルのEXストラテジーカードをセミファイナルに持ち越すことができる。
もし、クォーターでEX権を温存することができれば、レギュラー3〜6位チームのセミファイナル進出勢がファイナルに勝ち上がる期待度が上がる。

なお、レギュラーステージとは違い、ストラテジー効果によって無効にされた譜面を再度選ぶことはできない。これはファイナルステージも同様。

---

■ファイナルステージについて

試合ルールは、大将戦の課題が前シーズンではノンジャンル→今季は2テーマ指定に変更。

五勝戦のレベル指定が前シーズン☆10-11→今季から☆11のみ、三将戦は前シーズン☆11-12→今季から☆11のみに変更。

選曲制限はクォーター以降で選んだ楽曲に適応される。

また、前シーズンでセミファイナル専用だったEXストラテジーカードが、ファイナルでも付与される形に変更。

---

■見どころについて

もちろん選手同士のポテンシャルのぶつけ合いや超絶なプレイングも見どころだが、各チームの試合運びにも注目したい。
一通りルールを確認したが、ストラテジー関連の仕様変更によってゲームが大きく変わりそうだと感じた。

勝てる試合に出し惜しみなくストラテジー権を使ってポイント獲得期待値を下げないことの重要性が高くなった今季のルールで、各チームがどのような戦略を使っていくかが非常に興味深い。

特に、クォーター通過のチームのみEX権の温存を許される点。
もちろん1試合単位であればストラテジー権の出し惜しみによる敗け筋が格段に増えるが、クォーターにおいては温存策で勝ち上がった場合のセミファイナル通過期待度がEX権1回分高くなる。

確実に目の前の試合を勝ちに行くのか、優勝を賭けてリスクを取るのか、ここが一番の見どころだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?