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【IIDX教本⑦】SP九段対策・十段より先が取れる人、取れない人

※ご紹介する練習曲は積極的にランダムをつけてください

■いっぺん死んでみる→強くてニューゲーム

①このゲームには必勝法がある
まずはSP八段合格、おめでとうございます。
それではさっそく九段を受験してみましょう。
とりあえず受けましょう何かの間違いがあるやもしれません。


②九段を受けた結果
 →受かった
素晴らしい。私の思った通りです。


 →落ちちゃった
流石にそうですよね。私の思った通りです。

③ボスまで行かずに落ちた場合
落ちてしまった曲に「イージー」ランプがつくか「BP(BAD+POORの数)が95以下」になるまで粘着します。
(なるべくランダムがいいです。もし95以下でダメなら85以下、80以下、75以下とハードルを上げて粘着してください。)

3クレ擦ってダメなら練習曲を一通りやってみてから再度粘着チャレンジ→③へ


④イージーもしくはBP95以下を達成
もう一度段位を受けましょう
→①に戻って強くてニューゲーム

⑤ボス曲で落ちてしまった。
ボス曲を練習しましょう。
擦りに擦ってBP130以下になるまで粘着します。
(ここに関しては正規でもミラーでもランダムでもなんでも良いです。もし130以下でダメなら120以下、110以下とハードルを上げて粘着してください。)

3クレ擦ってダメなら練習曲を一通りやってみてから再度粘着チャレンジ→⑤へ

⑥BP130以下を達成
もう一度段位を受けましょう
→①に戻って強くてニューゲーム

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※1 もし圧倒的な地力の足り無さを体感したら、一旦☆10ハード・☆11イージー埋めに戻るのもいいでしょう。
埋め埋めに飽きたらまた課題曲・練習曲に挑戦するのが良いですね。

※2 大体これらの全てが飽き始めると、☆8,9のエクハ埋めや、低難度のスコア狙いをやり始める傾向があります。
スコア力は伸びると思いますが、現状の段位合格にはそこまで役立ちそうにないので程々がいいかと思います。

※3 ただ、今後の段位合格に役立つものに「ソフラン曲の練習」があります。もし脱線したくなったらソフランを重点的にやってください。


■地力がついたら進捗を確認しよう

余談ですが、一定多数の人々が赤段位以降で極端につまずき始めます。なぜならこの単純明快なPDCAサイクルを怠るからです。

十段以上の段位挑戦でも同じ要領で取り組むことは必要で、ある程度好きな曲ができる地力を持ち始めた人がこのサイクルを怠ったときそれ以上の地力がつくスピードは遅くなってしまいます。

正直私はこういった停滞を生み出しているのは「段位を擦ると良くない」風潮のせいだと思っています。

「脳死噛み合い待ちで擦るのはほぼ無意味」というなら分かりますが、「クセがつくからやり過ぎちゃダメ」というのもまた脳死の選択肢です。(備考:クセについての記事)

課題に対しての自分の成長進捗を確認するなら、段位認定の達成率を見るのが一番早く、明確で、しかも何度でもチャレンジが可能です。段位認定を定期的にやること、それはアクティブプレーヤーにとって大きなメリットとなります。

成長を実感したタイミングでどんどん段位に挑戦していくことで、自分の実力を測っていきましょう。


■SP九段の課題曲と対策(CastHour)

①鴉(A)
②Theory(A)
③Night! Night! Night!(A)
④Todestrieb(A)

【お手本動画】


①鴉(A)
1Pだと正規は3+皿、13トリルが多いので、1Pミラー/2P正規での受験がいいかも。(1Pミラーは結構当たってる印象です。)
8分で同時押しがジャカジャカ降ってきてますが、焦らず力まずです。しっかりリズムキープして光らせる意識でやりましょう。


☆オススメの練習曲
Crank It(A)
Chemical Cookie(A)
シル・ヴ・プレジデント(A)
Beat Radiance(A)
AFRO KNUCKLE(A)
INVISIBLE STRIX(A)
S!ck(Nhato Remix)(A)
Battleground(A)
※INFある人はGRAVITION(H)

(引用:textage様 正規譜面の最終盤の動きです、16分がそこまで降っていない意外とシンプルな譜面なのでとにかく焦らず8分のリズムをキープしましょう。)


②Theory(A)
対策ゲーの壁です。シンプル難しい。
BPMが146から102まで下がり、再度加速して元の速さに戻ります。ゆっくりになっている間は皿中心の譜面です。

皿のリズムを覚えてソフランと向き合うか、ギアチェンするか、リズムを覚えた上で更にギアチェンするか、そこは自由です。
遅くなっているところの鍵盤は片手で処理していき、スクラッチに専念しましょう。

ヤバいのはヤバいんですが、やればやるほど好きになるような楽しい譜面です。ガシガシ練習して好きになりましょう。

☆オススメの練習曲
この曲自体を正規ミラー(TheoryはTheoryやるのが一番いいです)
Digitank System(A)
Watch Out!(A)

(引用:textage様 ギアチェンする場合、29小節目終わりの連皿を回しながら皿チョン(FHSでスタートボタン+皿)

(引用:textage様 皿チョンする場合、連皿終わりの加速地帯8小節間で皿チョン可能な2枚皿ポイントがあります。なんとなく理解しとくといいでしょう。
以下、何拍目で皿が降ってるかのメモ。

#1)1,2,3,4,
#2)「1」,2,3,4「裏」,
#3)1,2,3,4「裏」,
#4)1,2,3,「4」,
#5)1,2,3「裏」,4,
#6)1,2,3「裏」4,
#7)1「裏」,2,3,4,
#8)1,2,3,4「裏(なんも降ってないとこで)」

全ポイントで皿チョンしなくてもある程度問題ないので、裏から2枚回すとこだけスタート押しとく作戦がいいと思います。)

(パセリじゃないです。)

③Night! Night! Night!(A)
癒しです。難所という難所はありません。しっかり回復してボス曲に臨みたいところです。quaserのアナザーなんかを毎日やるようにしてれば大したことなく感じると思います。

☆オススメの練習曲
Daisuke(A)
Mermaid Girl -秋葉工房mix-(A)
quaser(A)
Bow Shock!!(A)


④Todestrieb(A)
☆12入門的な曲ですが、185BPMの16分メインとなるとシンプルな難しさがあります。十段一曲目とかで申し分無いんじゃないかと思います。
いくらTheory対策が上手かろうが、地力が無ければしっかり落としますよって意思を感じますね。
ある程度BPMの速い16分の曲をたくさんやって物量への対応力をつけるしかなさそうです。

☆オススメの練習曲
この曲自体をランダム
ZENDEGI DANCE(A)
Aurora(A)
Snow Goose(A)
examination leave(A)
Macuilxochitl(A)
Light and Cyber…(A)
24th Century BOY(A)
perditus†paradisus(H)


■九段対策の一言二言
・Theoryを諦めない。しっかり皿のリズムを体に叩き込む。YouTubeでハンドクラップ動画を見る。

・16分主体の☆11をやりまくって高難度と向き合う。

・地力が足りた段階でどうせ受かるんだから変に緊張しない、もしブルったら目をカッと開いてちゃんと譜面を見ようとすること。



■十段に挑戦するにあたって
成長の進捗を都度確認するプレイングや、前回八段編で紹介したコラムの内容が習慣化していくと、上達速度が確実に変わる筈です。
(八段100クレ以上条件で1曲目に☆10→11までが選曲可能になるため、さらに選曲のレンジが大きく広がります)
また、十段も今回と同じ要領で合格できるので安心してください。

ちなみに、Infinitas版(PC版)段位認定だと、
「級位→マイナークラス、段位→メジャークラス、中伝→マスタークラス、皆伝→グランドマスター」との英語表記があります。

メジャーの一番上ともなると、なんだかまぁまぁ一丁前な感じですね。
引き続き、更なる高みを目指していきましょう。


■コラム:赤段位になったらやるべき事
九段に合格したら、今度は☆10ハード・☆11イージー埋めから更にレンジを上げて、
☆11ハード・☆12イージー埋めをやっていきます。

要領はいつも通りクリアレート低い順から埋めてって、いけそうだったやつを都度粘着する感じで行きましょう。
(11の方が曲数多いので、☆11→11→11→12って感じで選曲するのが良いです。)

ちなみに、十段合格レベルの☆11ハード数がざっくり200曲程度です。

そこで、地力とスコア力の両方を鍛えながら200曲以上☆11ハードを付けてから十段を受けに行き、☆12の練習は受かった後にやるパターンと、
最短コースで十段課題曲を練習しながら☆11ハードと☆12イージーの練習割合5:5くらいの地力アップ重視で、さっくり十段を取っちゃおう的なプランがあります。

教本ではあくまで段位合格にフォーカスを置いているので後者寄りの内容となりますが、
もし前者のように早い段階でスコアプランに迂回したい人が多かった場合、有識者に記事を監修してもらって(自分は後者のパターンだった為アドバイスしづらい)もう1パターン作ろうかなと思いますので、Twitterで教えてください。

それでは引き続き頑張って行きましょう。

十段編

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