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私の春を支えてくれた曲たち

こんばんは。もうあっという間に4月ですね。
…という書き出しを3月にもしていました。歳を重ねるほどに時間が経つのが早すぎる。
3月の後半は何かと忙しくて、ぼんやり考える時間も少なかったように思います。もったいないですね。時間にゆとりを持ちたいです。

今日は、去年の春に私の心をとても支えてくれた曲たちを3曲紹介します。
曲に対して個人的な思い出が強くて、読んでて苦しくなってしまったらすみません。
でもとても良い曲ばかりなので、私の思い出補正を消して純粋に聴いてみてくださると嬉しいです。


1.角を曲がる/ 欅坂46(平手友梨奈)

考え事ばかりして不安で眠れない時、よく散歩をしていました。
散歩する習慣は当時あまりなかったんですが、もうむしゃくしゃして、動きたくてしょうがなくなる時があるんですよね。
そんな時の気持ちに寄り添ってくれた曲です。

この曲の「私」も深夜徘徊をしていて、自分1人だけの世界に浸りたいと思っていたけど、すれ違う人のせいで現実に引き戻されてしまう。自分だけの世界に対する特別感が薄れてしまうんですよね。あ、私だけじゃなかったんだって。

本当の自分を周囲に理解してもらえない悔しさ、諦め、申し訳なさ……
「誰が私の事を理解してくれるんだろう」ってどんどん孤独に追いやられていくような感覚で。

でも、ピアノのメロディとてち(平手友梨奈)の歌声がそれを包み込んでくれるようで。
欅坂の曲は特に、悲しみや苦しみに寄り添ってくれる曲が多くて、安心できます。

MVも素敵です。くるくるとターンするてちが美しくて綺麗で、いつまでも見たくなります。
失望とか怒りとか、細かなところまで表情や身体で表現されていて、釘付けになります。

虚しくなった夜の散歩に是非。


2.青春脱衣所/ Karin

当時別れた恋人がいました。

精神的に疲れてしまった私が彼に当たるようになってしまって、「このままでは私が私じゃなくなってしまう」と思い、別れを切り出しました。

恋人の前でも無意識に無理をしていたのかもしれません。何ともなさそうな顔して、思ってることはなかなか伝えられなかったし、変に遠慮してて未熟でした。ちゃんとした信頼関係を築けていなかった。
私の愛し方が下手くそだったんですよね。すごく。

別れて少ししてから、失恋ソングを聞き漁っていましたが、どうも感情移入するのが難しくて。どれも自分の心境とあてはまらない。
そんな時に出会った曲です。

失恋ソングって、相手から別れを切り出される側の曲が多いなと思っていて。まあ確かに共感を得やすいのはそっちだろうし。
相手を振る側の曲って意外とないのかもしれない。
別れを切り出したことを美化したいわけでも正当化したいわけでもなくて、相手を幸せにできなかった自分に対する情けなさとか、劣等感でぐちゃぐちゃになりそうで。
だから、同じ心境で誰かの作ったものに寄りかかりたかった。

本当は無理していたかった。私の事を選んでくれたから、私も彼を大切にしたかった。そんな気持ちを素直で、心の底から、絞り出すように綴られています。
Karinさんの声も、誰もいない河川敷で涙を堪えながら、叫びながら歌ってるようで、何度も聞きたくなっちゃいます。

インスタントカメラで撮った写真にポスカで歌詞が書かれたMVも素敵です。その人それぞれのあの頃を思い出せるような動画です。
MVは3回くらい嗚咽で泣きながら見ました。

あの時の誰かを思い出して涙を零したい時に是非。


3.春は溶けて/ indigo la End

この曲も春に助けられました。
本当にindigo la Endは季節の曲を作るのが上手すぎる。
春の喜びとかうきうきばかり歌うのではないんです。
不安とか自分が周りから置いてかれてる焦りとか、燃え尽きてぽっかり穴が空いてしまった感じとか。そういう春のネガティブな感情を優しい言葉で包んでメロディをつけてくれるんです。

「足を止めて 息を吐く自分を褒めてからでいい」

何かしなきゃいけないと逸る気持ちをスローペースに戻してくれるような、そのまんまの自分でもいいんだよと受け入れてくれる。

MV中の歌詞がどんどんと溶けていく演出も素敵です。過度な演出もないから、ぼんやりしながらでも曲に没入できます。


春って他の季節よりも不安になることが多くて、私もまだ春を好きになりきれないんですが、皆様の春の心の支えとなりますように。
今年は満開の桜を見れるといいなあ。

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