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笑顔は最強の装備

みなさまこんばんは。今日は無事早起きに成功したのですが、いつもはお昼のあたたかい時間に起きるので、朝は肌寒く感じました。
今日は久々にお酒が飲みたくなったので、ほろよいのカシスオレンジを一流しして眠りにつこうと思います。ほろよいはフルーツサングリアが飲みやすくておすすめです。


私は生来の笑い上戸です。母も祖母も私と同じくらいケタケタ笑うので、笑い上戸の血筋があるのでしょう。
学生時代、「笑い声だけでどこにいるかわかる」と言われたことがあるくらい、響く特徴的な笑い声です。
本当に面白くて笑ってるのが7割ですが、あとの3割は反応に困った時の愛想笑いです。私は愛想笑いでも相手に良いリアクションをお届けできてしまうのです。
愛想笑いをするようになったのは、中学生、もっと昔の小学生の頃からでしょうか。
私は引っ込み思案で大人しい性格だったので、よくちょっかいをかけられました。
反抗して唾でもかけれるような強い子であればよかったのですが、平和主義者なものですから、ただ笑って相手に飽きられるのをじっと待つことしかできませんでした。
力もないし言い返せるような語彙も勢いも持ち合わせていなかったので、「笑っていれば去ってくれるだろう」と我慢していました。
あと何より、周りで見ている人に「○○ちゃん可哀想」と思われたくなかったのです。笑うことで、可哀想だと思われないようにしたかったのです。

ちょっかいをかけられた時だけでなく、緊張している時や焦っている時にも私の笑いは引き出されます。
三者面談は緊張して笑いが止まらず、「ヘラヘラするな!」と先生から怒られました。
クラスのノリについていけず、笑って流していたら「ノリ悪いよね」とクラスメイトから小言を言われました。
自分の言葉で発した時に大失敗してしまうのが怖いから、失敗も成功もない「笑い」で誤魔化すばかりでした。

この笑う癖が、嫌いでした。
ずっと笑ってて気持ち悪いだとか、ヘラヘラしてるよねだとか、何も考えてなくて悩みなさそうと言われました。でもそれで下に見られている方が少し気楽でした。
笑いは私の弱さでした。
本当は面と向かって嫌なことは嫌だと伝えられたり、ノリに乗っかって面白いことを言える方がかっこいいのです。でもその努力を怠って笑いだけで乗り切ろうとしていました。
笑顔は、私の身を守る防具でした。

でも新しい土地に移り住んで、自分のよく笑うところを長所だと言ってくれる人が現れました。
「あなたの笑顔は人に幸せを振りまいてくれるよね」
「こっちまで笑顔になれる」
「いつも笑い声につられて楽しくなっちゃうんだよね」
そんなこと、学生時代に言われたことがありませんでした。
自分の笑う癖にそんな作用があるとは思いもしませんでした。
自分の笑うところを少しだけ、好きになれた気がしました。
自分の笑顔が、防具ではなく武器になれるのだと気づかせてくれました。

未だに人前に出ると緊張で笑ってしまうので、「ヘラヘラしている」と言われることはたまにあります。
今では、仏頂面の人の話を聞くより笑顔で話してくれる人の方が何倍もマシだと思えます。
この笑い癖は、きっと死ぬまで抜けません。無理に癖を直そうとしていた時期もありましたが、20年以上かけて築いた癖がそう簡単には抜けません。
この癖と一生向き合っていきます。
これが自分の防具でなく、武器として使えるように、「その笑顔が好き」と言ってくれる人に向けて笑いかけたいです。


そろそろお酒がなくなってきました。
今日は足が冷えるので、もこもこの靴下を履いて寝ようと思います。
では、おやすみなさい。

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