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ぐりぐりグリルドとろとろチーズサンド


おなかすいたー!!!


ムリムリ、もう無理。お昼までもたない。


おなかが空きすぎておなかがいたい。
10分に1回はぐーって鳴ってる(気がする)。
脳に栄養がいってないからか仕事もはかどらない(言い訳)。



飯テロ

こんな窮地に追い込まれた理由は、このnoteのせいだ。

2020上半期トレンド予測2:グリルドチーズサンド

なになに。

NY.発祥で一種類以上のチーズをパンに載せたホットサンドです。

パンをバターやガーリック風味でベイクしているのが、従来のホットサンドとの違いとして言えるような気がします。


こんがりカリッと焼いた食パン。パンの間からとろ〜んと伸びたチーズ。いやいや、こんなん反則でしょ? 3時間前にごはんを食べたばかりなのにおなかが「ぐー(食べたいよー!)」と反応する。


よし、決めた。


明日はグリルドチーズサンドを食べにいこう。土曜日で会社が休みだというのも「グリルドチーズサンドを食べなさい」という神様の思し召しにちがいない。

グリルドチーズサンド到達まであと15時間
空腹度 50


ハイジの夢

チーズとパンといえば、ハイジ。ハイジといえば、チーズとパンだ(ほかのシーンはまるごと抜け落ちている)。

串にさしたチーズをたきびの火であたためて、とろ〜んとしたところをパンにのせて…もう、考えただけでよだれがとまらない。

で、ハイジになりました。
夢の中で。


凍えるほどの寒さのなかで(クーラーのつけすぎが原因?)、熱々のチーズをこれでもかというくらいたくさん食べて。そこで夢は終了。

おいしいものを食べたという妄想だけで脳は大満足。でもおなかの中には何もはいっていないわけで。おなかは大ブーイング。起きた瞬間からいつもより盛大に空腹であることを伝えてくる。

でも今日は、今日だけは、朝ごはんを食べるわけにはいかない。グリルドチーズサンドがわたしを待っているのだから。

グリルドチーズサンド到達まであと7時間
空腹度 70


空腹と炭酸

日課の散歩。休日は1時間30分のロングバーションだ。

歩いているときには空腹は感じないのに、シャワーを浴びてひと息つくと、とたんに空腹が襲ってくる。冒頭の文章はこの瞬間に書いたものだ。

だからといって、ここで朝食を食べるわけにはいかない。


空腹は最高のスパイスというではないか。


最高においしいグリルドチーズサンドを食べるには、空腹という試練を乗り越えなければならないのだ。

そうはいっても、やはりおなかは空いている。「心頭滅却すれば火もまた涼し、心頭滅却すれば火もまた…」と唱えたところで空腹は去ってくれない。

しかたなく秘密兵器を投入することにした。

サントリー 天然水SPARKLING(朝摘みレモン)

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炭酸でおなかをふくらませ、レモンの香りで食べ物を食べたと思わせる。おなかと脳をだます作戦だ。

だまされたと気づいたときの逆襲はおそろしいが、一時的には効果がある。これで12時までもてばいいのだが…。

グリルドチーズサンド到達まであと4時間
空腹度 90


電車

も…もう、限界だ。

冷凍庫にあるアイスをかたっぱしから食べてしまいそうだ(ちなみに5つある)。

こうなったら最後の手段。家を出るしかない。家にいなければ食べ物との距離は遠くなるし、この暑さのなか歩いていれば食欲が失せる。

グリルドチーズサンドのお店がオープンするまであと2時間もあるけれど、とにかく家を出よう。

まずは目論見どおり。あまりの暑さにおなかも「ぐー」と鳴らすことすら忘れてしまったようだ。

しかしものごとはそう上手くは進まない。クーラーのきいた車内に入ったとたん、「おなかすいたー! おやつちょうだい!」とおなかが騒ぎ出す。ふだん人の目なんてほぼ気にしないマイペースちゃんでも、おなかがなり続けてるのはさすがにはずかしい。だって、女の子だもん♪

グリルドチーズサンド到達まであと1時間
空腹度 150


にんじん

今回行ったのは8月の土日祝だけオープンしている期間限定のお店、グリルドチーズサンドイッチ専門店「Meltyman」。京橋エドグランの広場にキッチンカーが出るらしい。

最寄駅についたのは40分前。いったん本屋さんで時間をつぶすことにする。

・チーズからはじめよ
(イシューからはじめよ)
・チーズテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義
(フードテック革命 世界700兆円の新産業 「食」の進化と再定義)
・「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのチーズ思考
(「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考)

ダメだ。3文字のカタカナがすべてチーズに見える病にかかってしまったらしい。

しかたなくキッチンカーのある場所に向かうと、開店15分前にもかかわらずすでに行列ができはじめている。1、2、3番目か…これなら開店後5分くらいでグリルドチーズサンドにありつけそうだ。

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それにしてもチーズの濃厚な香りが漂うなか待たされるというのは、なんとつらいことか。目の前ににんじんをぶらさげられたおうまさんの気持ちが痛いほどわかる。

グリルドチーズサンド到達まであと30分
空腹度 ∞(無限大)


チーズは続くよどこまでも

いよいよオープン。

味は、クラシック、マッドベーコン、カプレーゼの3種類。初グリルドチーズサンド体験ならやっぱりクラシック。

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注文して席で待つこと15分。

きました、きましたよ。

夢にまでみたグリルドチーズサンド。チーズとバターの香りがふわっと広がる。

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まずはひとくち。ではなく。グリルドチーズサンドは、まず半分に割るのが正しい食べ方(あくまでも「わたしの」)。アツアツ&カリカリのトーストをそーっと手で割っていくと…。


ビヨーーーン、ビヨヨヨョョョーーーーーーン


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(ひとりで写真を撮るとこれが限界。というか致命的に撮るのがヘタ。ほんとは1mくらい伸びる)


チーズは続くよどこまでも。



ビヨーンの儀式を思う存分楽しんだら、いよいよ実食。


うままままーーーーーー!!!!!


チェダーチーズっていうの? ゴーダチーズっていうの? くわしいことはよくわからないけど、ピザーラのピザより濃厚なチーズで、それが2枚のパンの間にぎっしりもっさり。食べても食べてもチーズがでてくるチーズ地獄、じゃなかった、チーズ天国。

しかもこういうふうに紙につつんであるのを食べる、っていうのがまたいい。たぶん3割り増しくらいおいしくなっている。

あまりにおいしくてニヤニヤしながら食べていたら、斜め前に座っているおばさまと目があって、ふたりでニッコリ(知らない人です)。至福の表情で無心にグリルドチーズサンドを食べ続ける。

ふだんはパン1個の食事に30分くらいかかるくせに、食パン2枚なんて食べれないくせになんと10分で完食。


結論

空腹は最高のスパイスだ。



ごちそうさまでしたっ!!!



*20時間近く何も食べず、いきなり血糖値があがったせいか、スイマー(睡魔)くんが襲ってきているので死んだふりをすることにします。おやすみなさい…zzz






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