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仕事を続けるために、一番大事で必要なことは「責任感」で、これは万人共通ではないかと思う。仕事の責任って具体的には、「自分がしなければならないことをする」の一言に集約される。
「約束を守る」と言い換えても良い。できないことはできないって初めから言えば良くて、できないことがわかったり、結果が思わしくない、約束が守れない時には、それが判明した時点で関係者に明らかにして次の一手を探ることが責任ある態度で、それが誠意。

仕事に対しての責任感が欠如してる人に対して、自分はどうしても「不誠実」だって感じてしまう。その人がどんなに偉そうなこと言っても、面白い話で場を和まそうとしても「嘘くさいな~」って目で見てしまう。どんなに表面を取り繕っても、言葉の端々とか態度に出てしまうものってある。

自分を守りたいために、ちょっとした言い訳とか他者への責任転嫁するのは、逆効果。嘘や取り繕いは、重ねれば重ねるほど自分を貶める。
みんな、なあなあで事を荒立てないけれど、わかる人にはわかる。そして信用を失う。

どんなに頑張っても成果がでないことはある。誤解されることもある。でも大事なのは、自分がしなければならないことを愚直に行うこと。一つ一つの動作は難しいことではない。例えば電話に出ること、着信には折り返すこと。訪問すること、連絡すること、日程の調整をすること、できないことは伝えること。相談されたことに対応すること・・・・相手の目を見て話を聴くこと。
相手を理解するとか、アセスメントして情報収集からの分析、ニーズの抽出とかいうけれど、それ以前のコミュニケーションの在り方が大事だしそれが土台。
タイムリーな提案とか、ツルの一声でサービスねじ込むとか、そんな超人級の支援など、中々できないし期待されても困るけれど。特別なことを「してやる」のではなくて、当たり前のことを確実に行うのが責任で、それを相手の立場に立って嫌がらずに行うことが誠意なのかなって思う。

自分がどれだけできてるか、っていうと日々、努めているとしか言えなくてできてる自信はないけれど、忘れたら思い出したところで謝るし、自分の非も認めたいと思うし、感情より事実確認って思ってるし、できてなくてもその時の精一杯をしたいって考えている。
不誠実な対応をされたら、嫌な気持ちがするし相手への信頼も持てない。逆の立場になったら相手を嫌な気持ちにさせてしまうので、それは自分も切ないし、信用してもらえないのは最大の不利益になる。
誠意ある対応をするのは、他人のためだけど、自分のためでもある。
当たり前のことを続けていくのは、地味だけど、大きな強みだったりする。

ある訪問介護のサービス提供責任者との会話で共有したこと。優れた人と話をすると更に自分の世界が広がる感じがする。