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とりあえずそこの溝をガサってみた

文字通りです。
稲穂が垂れるこの頃になると田んぼに水を流していた用水路は水をとめ、そこにいた魚やザリガニ等は水のある場所に行こうとしたりとどまるために水溜りくらいの大きさのところに結構な数の生き物がいる。

犬の散歩をしながら用水路の近くを歩いていると何か小魚が泳いでいるのが見えるけど、早くて何の魚かわからない。

知りたい。猛烈に知りたい。
今見た魚は何だったのか、ここには何がいるのか。

学生時代は水産系を専攻していたこともありガサガサと呼ばれる網を使った採取は慣れている。
今だとよく生物系のYouTuberの方がやっているあれ、網を持って生き物がいそうなところで網を揺らし、逃げる方向に網を向けることで捕獲するやつ。

用水路の幅が狭いので、ペットの魚を移したりするのに使う網を持って魚達がいたポイントへ。

水が止まっていることもあり、片側から攻めると魚を捕まえることが出来た。
魚と一緒にエビやヤゴ、なんか知らない水生昆虫なんかも入ってきた。

まずとれたのはメダカサイズの何か。
オイカワなのかカワムツなのかアブラハヤなのか‥。
幼魚は模様や色、体つきがまだはっきりしていないので同定が難しい。
メダカは割と特徴のある目の位置、大きさをしているので目や口の位置からメダカではないことだけはわかった。

ギュンギュン泳ぐ系を捕まえたらあの子がほしくなる。
そう、田んぼのアイドル どじょうさんである。

どじょうが好みそうな泥の堆積した場所に網を入れ泥ごと掬う。
何回かチャレンジすると泥の中から筒状の身体が動いているのがみえ、網の中で泥を落としていくと出てきました、どじょう!!

何個体かとりましたが4cm〜12cmくらいの個体がとれました。

採取において楽しいのは何が入るかわからないワクワク感と見つけ出す喜び。

近くで畑作業していたおじいさんに「何取っているの?」と聞かれたのでみせると魚がいるのは気がつかなかったと。
確かによく泳ぐ個体はすぐに去ってしまうし、どじょうのように砂や泥に潜る魚は見つけにくい。
私の場合は予め魚がいそうな場所を探して、そこで息をひそめ水面の波の立ち方や泡をさがして見つけることが多いけど、見つけようとしないと見えないだろう。

魚が泳いでいる場所なんてないなんて言われるけど実は色んなところで生きている魚達。

どじょうと、謎の小魚はお持ち帰りして飼育している。

謎の小魚が一体何になるのか楽しみでしょうがない。

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