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61歳FIRE生活【定年後の趣味シーカヤック】24.6.30 Sun.

大抵の会社では、50代中頃になると定年後ライフに向けたセミナーが開催されるようだ。僕の勤めていた会社でも二日間にわたり開催された。

FPやらキャリアデザインやらの資格を持った外部講師と人事部門が、余計なお世話と言いたくなる話を展開する。

・退職金や年金の概算と、生涯に必要な資金の計算
   ⇒そんなに要るのか。投資リターン無しには不可能だ。
・退職後のキャリアプラン
   ⇒定年待たずに転職します。
・趣味の充実
   ⇒趣味と言えるほどのものでは...
・地域社会、友人、家族、夫婦間の良好な関係構築
   ⇒大きなお世話だ!

あらためて当時の資料を見なおすと、こんな内容だった。
いずれも大事なことなんだろうけど、今思うと「趣味の充実」は特に難しいテーマである気がする。

ここが欠けると、「仕事を辞めてもやることはない」「居場所がない」「取り敢えず働く」ことになってしまう。
付き合いで続けてきた月一ゴルフ以外の何かが必要になる。

かと言って、60歳を過ぎて新たな趣味に手を出すのは簡単ではない。身体がついてこないし、多少なりとも上手に出来なければおもしろくもない。

趣味は、何かをきっかけに自然にハマっていくもので、老後の為に強引に作れるものではないだろう。

でも、何かやってみたいと思うことがあるのであれば、先延ばしにせず、少しでも若いうちにやった方がいい。お金はともかく、年齢(知力・体力)の賞味期限は意外に短い。

今年上半期の最終日の今日、所属するシーカヤッククラブの仲間たちと、千葉房総の勝浦にてシーカヤックでのサーフィンを楽しんだ。

シーカヤックは、小さな舟とパドル一本で大海原を漕ぐのが醍醐味だけど、時にはアグレッシブに波乗りもできてしまう。なんて、偉そうに書いているが、実はこの日が初めてのシーカヤックサーフィンだった。

波に負けないように全力で漕ぐ
スタンラダーを入れてコントロール

どんよりした曇り空。
強い風とともに海から浜へと次々に波が押し寄せる。
油断すると波に巻かれて沈しそうな中、勇気を出して飛び出してみる。
ちょうど良いサイズの波を捉えて滑るように乗れた時の感覚は格別だ。

その昔、先住民たちは、木と革で作ったこのカヤックで漁をし、運び、大海原を渡って新大陸に辿り着いたという。
激しい風と波に揉まれた日もあっただろう。波乗りも楽しんだのだろうか。そんな思いを馳せながら、波に翻弄されながらの一日を楽しんだ。

シーカヤッククラブの仲間たち

シーカヤックでのサーフィン。
61歳、この歳でまた一つ新たなことを体験できた。

そして趣味を持つことで、新たな仲間との出会いが楽しい。

古い学生時代からの仲間たち、サラリーマン時代の仲間たちに加え、シーカヤックやスキー、ダイビングのこれまでとは違う異次元の仲間たち。

この先、もうしばらくはFIREライフを楽しめそうだ。
神奈川 三浦半島でのシーカヤック。興味のある人いませんか?

つづく。

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