人が生まれ、生きること
「生まれる」「生きる」
どちらも同じ漢字を使う日本語って面白い。
英語だと、前者はborn、後者はliveもしくはalive
フランス語だと、前者はnaître、後者はen direct
中国語だと、前者は出生、後者は居住と書くらしい。
…すごく語学に堪能ってわけではないので、ここで止める。
少なくとも他の文化圏では、全く別の言葉と見なされるらしい。
その点、日本では同じ言葉を使う。
もちろん「産」という文字もあるわけだが。
ところで、生は自発的なものなのだろうか。
「生きる」「生まれる」これらの主語は「私が」である。
しかし私達は「生かされている」ということもある。
鶏が先か、卵が先か、というところか、少なくとも私達は親を選べないと同時に、生まれてくる瞬間、場所、容姿、何も選べない。生まれる、は私が選択したものなのだろうか。
娘は私のもとに生まれてきた。娘は「生まれたい!」そう思って、生まれてきたのだろうか?うーん、大きくなったら聞いてみたい。「わからない」「覚えていない」もしかしたら「そんなこと思ってないよ」なんて返ってくるかもしれない。
でも。「生きたい」と思ってもらえるような。
そう思えるように、生きてほしい。
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