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やっぱり「好きなこと」が原動力
その日は長男は鉄道ひとり旅に、次男は保育園の最終登園日のはずだった。
長男の具合が悪く、旅は延期に。
必然的に、次男も「行かん!」となり…
仕事を入れていた私はzoomでお客様と打ち合わせ。
1時間ほどでサクッと終わらせるつもりだったが、思った以上に捗らず、気づけばお昼の時間をだいぶ過ぎていた。
好きな動画を見ているうちは静かだった兄弟も、お腹が減ってきてヤイヤイ言い出した。
特に次男は待てないので、とにかくうるさい。
でも、私もできることならきっちりと終わらせてしまいたかったので
「もう少し待ってね!!」(←こんなに優しくないけど)と、仕事を続けた。
「おかあさん、ぼく、自分でコンビニ行ってくる!」と次男が言い出す。
え、君は一人でおつかいに行ったことがないよ?!
長男とふたりで買い物に行ったことはあるけれど、ひとりで行くのは嫌だと言って行こうとしなかった次男が行くと言い出したぞ。
コンビニまでは徒歩5分。
どうしようか?と一瞬考えるも、次の瞬間には「りーくん(長男)のキッズ携帯を持って、コンビニまで歩いて行くなら行っておいで」と伝えていた。
(次男の自転車は危なすぎる…苦笑)
「行ってきまーす!」と出かけた次男は、15分後には片手におにぎりを持って帰ってきた。
ていうか、おにぎり1個?!と思った私だったけど、次男が初めてひとりでお買い物に行けたことを素直に喜んだ。
ところが、そこから私の仕事はさらに続き、次男が「おなかが空いたー。自分でおやつ買ってくる」と言い出し、また同じコンビニに向けて出発し、今度はチョコレートを持って帰ってきた。
やれやれ(笑)
そこで気づいた私。
どうやら「食べること」は次男の原動力らしい。
長男が鉄道のためなら、どんどん自分で行動できるように、次男は食べるためなら自分で動けるんだなと気づいた母だった。
その後、仕事を終えて買い物に出かけた次男と私。
今度は「肉まんが食べたい」と言い出した彼。
さすがにもういいやろ?と思った母は「もう自分のお金がないやろ?」と言ったのだけど、「1000円札が1枚ある」と誇らしげに言うではないか(笑)
「自分で買っておいで」と、その日3回目の同じコンビニに。
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もう常連さんやん!
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「おかあさん、肉まん買ったよ。(1000円札を払ってお釣りを受け取って)お金がまたいっぱいになった!!いつもどおりだね!」
いつもどおりだね…か。
お金さんはなくならない。
人から人へ循環して、また自分のところへ帰ってくる。
次男は感覚的に理解してるようで、お金にブロックありありの母は、ただただ感心するのだった。
6歳次男は食べることが好き。
そういえば、小さいときから変わらないことだった。
三大欲求なので見逃しておりましたわ。
次男は「食べること」につなげるとぐいぐい伸びるのかもね♪
子どもの「好き」を観察するとおもしろいよ。
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