【わたしの妊娠記録vol.9】義理の両親への報告
怖くてなかなか報告ができない
日本の実家に帰って不妊治療をしていたため、妊娠判定の段階から実家の両親は私の妊娠について知っていた。(不妊治療のことも含め)
しかし義理の実家には不妊治療をしていることも、ましてや海外から日本に治療に通っていることも何も言っていなかった。顕微授精の結果妊娠がわかっても、不妊脳なので「そんなうまくいくわけなはい」「流産するかも」「NIPTに引っかかるかも」なんて悪いことばかり考えて、義理の両親への報告をどんどん後回しにしていた。
夫は特に「早く言おう」とも何も言っていなかったので、完全に私の気分待ちであったが、私もNIPTの結果がわかったのと、妊娠4ヶ月を過ぎたのでそろそろ報告しようかなという気持ちになってきたのだった。
孫を催促されたことはないけど
義理の両親とは年に数回会うレベルではあるが、結婚して5年以上、一度も子供について催促されたり、まだかと聞かれたことはない。ただ毎年孫(夫の甥姪)が増えていくことに、私自身が勝手にプレッシャーを感じていたのだった。
お盆や年末のたびに義理家族ラインで流れてくる孫たちの写真や動画にずっとずっと苦しい気持ちでいっぱいだった。
不妊の時の義理の家族への気持ちはかなりセンシティブなので、また別の記事にまとめたい。
実家の両親についての心の闇はこちら↓
テレビ電話で報告
やっとNIPTの結果が出て、報告をする日。義理の両親へテレビ電話をした。二人仲良く揃ってテレビ画面に出てくる義理の両親。最初は夫からたわいもない話をするのだが、夫から「報告がある」というと、二人がきょとんとした表情をする。
夫「実は、ゆるりが今妊娠していて、4ヶ月なんだ」
父母「え!?嘘ー!!!やったー!!!!!」
画面が揺れて叫び声が聞こえる。初孫でもないが、こんなにも喜んでもらえるものかと驚いた。
父「何も言わなかったけど、ずっと待ってたんだよ!」
母「実は今旅行に来ててね、明日安産で有名な神社に行く予定だったからお願いしようかなって勝手に思ってて・・・」
まさかの告白にびっくり(!)やっぱり気にしてないふりしてたけど、ずっと気にしていたんだろう。その後体調は大丈夫か、どっちで産むのかといった質問が続き、終始和やかに会話をした。
NIPTのこと、立ち合いのこと
私「今回実は性別もわかっていて、男の子でした」
母「え、もう性別ってわかるの!?早かったね!」
私「シンガポールではNIPTっていう遺伝子検査をするのが一般的なようで、その時に性別もわかるんですよ」
父「そうなんだ!NIPTって賛否両論あるってやつだっけ?でも何も問題なかった??」
私「はい、特になかったです」
父「そうかそうか、ならよかったね!お前(夫)もちゃんと立ち会わないとダメだよ」
夫や兄弟の出生時も立ち会ってない義理の父だが(笑)、なぜかやたらと立ち合いを進めてくる。NIPTの件も、日本だと不妊治療をしている人が検査しているイメージだが、シンガポールにいるおかげで何とか自然な流れで言えた。
こうして無事義理の両親への報告も終え、やっと明るい話題を共有できたと思った1日であった。
次回は久しぶりの不妊治療の闇シリーズを更新しようかと思います。
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