夏の幽玄の美
夏の京都は底抜けに暑い、というけれど。
これまで2度ほど8月におとずれたことはあるが、いずれもそれほど気温の高い日ではなかったせいか、どうにもピンとこない。
この写真を撮った日も、8月にも関わらず最高気温は28度。涼しい朝のうちにポールでクロワッサンサンドを買って、京都御苑でのんびり朝食を楽しんでから、京都御所への観覧に向かった。
これは、その時に御所内で撮ったものだ。濃い緑の中に鮮やかに引き立つ百日紅の紅色が、まるで絵画のように美しくて。その「絵画のような」という印象を際立たせることを意識した1枚。
夏の花といえば、鮮やかな向日葵畑のイメージが強いけれど。日本らしい幽玄の美というものを体現したような夏の花も、また一興。さすがは京都御所、と思った夏の1コマをここに残しておく。
サポートはたぶん、うちのかわいいワルチーズのおやつか好物のささみに化けます…!