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色々考えた結果「どうでもいい」が正解って事は多々ある

世の中には、僕程度では
言語化できない抽象的な事象が沢山あるのだと思う。

人間関係や人生などにおいて
何か問題が起きた時や疑問が生じた時に
そもそも明確な答えが出ることは少なくて…
そんな時は
「どうでもいい」あるいは
「なるようになる」
「しゃあない」「人間だもの」のような
曖昧な答えが最も正解に近いような気がする。

例として、人間関係のトラブルで言えば
・カップルの痴話喧嘩
・親子関係の軋轢
・上司部下の相性の悪さ
のような問題が発生すると思うが
多くの事は、「どうでもいい」で解決すると思っている。
当然、口に出すとトラブルが大きくなるので
心の中で、の話だけれども。

例えば、カップルの痴話喧嘩の場合だ。
彼氏が軽い失言をし、彼女の機嫌を損ねたとする。
彼女は「デリカシーの無さを直して。」と言ったり
無視をして彼氏に精神的圧力をかけたりするとして、
彼氏は彼女との関係修復を図ろうと考えているとしよう。

彼氏は「ごめんね」と謝る。
そこまでは正解かもしれない。
ただ、
彼氏が「性格を直す。約束するよ!」と
改善を目指すのは正解だろうか?

少しデリカシーが無い性格を直すのは難しいかもしれないし
短所は長所の裏返しと言ったもので
直すことで彼の別の魅力を損なうかもしれない。
彼女は単にその時ストレスがたまっていて
八つ当たりをしただけなのかもしれないし
実は繊細過ぎる彼女の性格が問題なのかもしれない。

改善を目指すことで一方の負担が強まり
ウィンウィンの関係ではなくなる…
一緒にいても彼女のご機嫌取りばかりをする
つまらない関係になってしまい
幸せな未来がやってくることは無いかもしれない。

勿論、彼氏が「お前が繊細過ぎるんだよ。」と
逆ギレするのも、正解ではないだろう。
今度は彼女側の萎縮に繋がるかもしれないし
彼女が精神的に不安定な状態だった場合、
泣かせて追いつめてしまうこともあり得る。

しっかりと話し合って、
喧嘩の原因を明確にすることが出来れば
良いのかもしれないが
お互いの精神状況や、プライドが影響し
本音を導き出すことが相当難しいケースも多いだろう。

ともすれば、やはり正解は
「どうでもいい」(心の中で)と
その場は保留にすることなのでは…と僕は思う。

※当然、答えが出せるような単純なことは
 解決したほうがいいという前提だ。

勿論、問題を先送りにすることで
関係が破綻することもあるだろう。
しかし、それはそれで長期的に見れば、
別にいいのではと僕は思う。

僕は基本的に
人は他人をコントロールしてはいけないと思っている。
カップルにせよ
親子にせよ、上司部下にせよ
怒りや無視などの態度、
言葉や身体的暴力による脅しが根底にある関係は
不快なモノであり、QOL(幸福度)を著しく下げるモノだ。

表面上は仲良くできても
心の底から仲良く出来ないうわべの関係。
ちょっとした友人知人ならともかく
頻繁に接するような、近しい間柄なのであれば
そんな関係なら破綻した方がマシだとすら思う。

逆に、お互いが尊重し合い、ありのままでいられる。
そんな関係のなんて素晴らしいことか…。

人は、なるようになる。
その相手とは(悲しいことに)仲良くできなくても
もっと良い関係性を築ける相手に出会える可能性はある。

それは人間関係以外の事象…
例えば仕事、生き方、住む場所、趣味においても
当てはまる場合もあるのかもしれない。

僕は今まで「どうでもいい」「なるようになる」で
様々な問題解決を先送りにしてきた。
(当然、全てではないけど…。)

その結果、苦労もした。
しかし、今になってみれば
案外、悪い人生を送っていない。

むしろ、日常でこの上なく幸福を感じることも多い。
当然、運や周囲に恵まれているのはそうだろう。
ありがたいことだね。

だからこそ思う。

誰が悪いとか、何がいけないとか
白黒つけたりすることは不正解であることも多い。
「どうでもいい」くらいが丁度いい。
世界はもっと曖昧なものだ。

人間に答えが出せる事なんてたかが知れている。


最後までお読みくださり、有難うございました。






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