マガジンのカバー画像

生きづらさ当事者研究所

6
生きづらさの当事者/経験者が、その生きづらさを言語化して、研究する民間シンクタンクです。ひきこもりの「当事者研究」の記事を中心に発表しています。 事務局:YURUMI
運営しているクリエイター

#プリズン・サークル

「学級会」をやめられない大人たちが「こどもかいぎ」から学べる2つのこと

「学級会」をやめられない大人たちが「こどもかいぎ」から学べる2つのこと

悩みの100%は人間関係、という言葉もあるとおり、生きているだけで他者との衝突や利害調整は避けられないわけですが、最近は、いい大人がまるで小学校の学級会みたい私刑(リンチ)をしていて、悲しくなります。

"加害者"が「ごめんね」と謝罪し、"被害者"が「いいよ」と許して、とりあえず和解したことにする茶番が学級会だったとするのならば、もはや茶番以下です。むしろ、SNSでは一度謝罪したら最後、自ら非を認

もっとみる
なぜ加害者の被災者性に着目することが社会復帰に効くのか──「プリズン・サークル」

なぜ加害者の被災者性に着目することが社会復帰に効くのか──「プリズン・サークル」

正直、私はいじめ被害者としての過去もあるので、犯罪加害者のことなんてまったく同情できないな、うんうん、などと思って見始めたのですが、鼻水が出るほど面白かったです。

(1)被災者としての加害者プリズン・サークルという映画は、島根県にある男子刑務所で実施されている Therapeutic Community (TC)についてのドキュメンタリーです。TCでは、40名ほどの希望者が、「改善指導」(現場で

もっとみる