ゆるみエッセイ

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#2 ボディケアの仕事はどうしてはじめた?

私:ボディケアの仕事はいつからはじめたんだっけ? 母:15年前に足で身体全体を踏みほぐす『楽健法』を習い始めて、翌々年からお客様のお家に訪問する形で仕事をスタートしたよ。 私:10年以上ボディケアを生業にしてるのってすごいことだよね。どうやって楽健法に出会ったの? 母:楽健法の施術をしてる人が実家のそばにいて、受けてみたら手で行うケアとは全く違うアプローチで、コリがほぐれるだけでなく整った感覚がしたんだよね。これは習ってみたい!と思ったの。 私:どんなふうに習うの?

    • #1 私を産んだとき、どうだった?

      私:私を産んだときのはなしを聞きたいな。 母:レトロで素敵な個人病院で出産したよ。生まれてすぐに母子同室のところだった。はじめての出産と育児だったから、なんで泣くのかもわからないくらい無知で、あなたと一緒に泣いてたよ。 私:そうだよね。はじめて母親になったんだもんね。 母:でも、濃密な親子関係を築いたと思う。没頭して子育てしてたよ。 私:それはうれしい!当時の自分はどんな人間だった? 母:自分を知らないまま生きていたかな。いまになって、やっと気づいたことだけど。

      • #0 私を産んだ母は何者?

        「この世の中は転覆しかけている。いまを生きる人たちのために、どうにかしなきゃいけない。一緒に働きかけてほしい」と、涙ながらに訴えてきたのは、ほかでもない私の母だ。 母はボディーケアとヒーリングを行うトータルケアサロンを営んでいる。 彼女のもとへ、身体や心に問題を抱えた人々が訪ねてくるが、どの人にも共通している根本的な問題の原因は、「自分の尊厳を自分で守れていない」ことだという。 多くの人の問題を見つめ続けることで、彼女は生きづらい世の中を嫌というほど感じているのだろう。

      #2 ボディケアの仕事はどうしてはじめた?