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えっ?これが216億円?!

今日は彫刻について勉強をしたのでまとめさせていただきたいと思います!
今まで絵画が多かったんですが、たまたま今読んでいる本に彫刻について書いてあったのでちょっと調べてみました!
有名な彫刻なのでみなさんご存知な方も多いと思いますがぜひ読んでいってください!!

どんな風に見えますか?

指さす男 アルベルト・ジャコメッティ 1947年

みなさんはこの彫刻何をしているように見えますか?
ジャコメッティは、よぶんな描写がまったくない彫刻にすると、モデルの性格や心の奥にある感情を表現できると信じていたそうです。
では、この彫刻は何を表しているのか自分なりに考えてみました。

第一印象は黒焦げの死体や骸骨かと思いました。
遺跡か何かで発掘されたものなのかなーと感じていましたが、作られた年代とよくよく見てみると何か指示を出しているような手の動きを見て、過酷な労働をしている人なのかなと感じました。
工場のチーフで必死に指示を出しながら働いている様子を表現しているように感じました。
そう考えてると、
「おい!ちょっと待て!そっちじゃない!これは、向こうに運ぶように言っただろ」
なんて怒りながら言っているような気がしました。

この作品、とあるオークションではなんと1億4100万ドルの値を付け、市場に流通する彫刻で最も高額な作品の1つと見なされているそうです!
この黒焦げ男が1億4100万ドルですよ!
その金額がつくことによって見方変わりますよね。
ちなみに先程書いた私の考えは、金額を知る前のことでした。
金額がついてからはなんかもっと偉大な作品のように見えてきました。
革命とか政府反乱軍のリーダーみたいな人なのかもとかにも見えてきます。
外からの情報によって見方って全然変わりますよね。
まさにジャコメッティは、こういう余計な情報で本質が失われることが嫌で、よぶんなものを削ぎ落としているんだなと改めて感じました。

男?女?どっちに見える?

横たわる像 ヘンリー・ムーア 1938年

箱根彫刻の森美術館にも多く展示されていて有名なヘンリー・ムーアの作品です。
同じ彫刻でも国がちがうと先程とはこんなにも変化があるんですね。
こちらは、シンプルでゆるやかな曲線を持つこの彫刻で、やさしさや寛容さに満ちた女性を表現したようです!
たしかに横たわった女性だなーってみると、なんでも受け入れてくれる慈愛に満ちた様子が伝わってくるかも・・・

っというように、今回は彫刻について少し書いてみました!
まだまだ、たくさんの作品があるので鑑賞した時や調べた時に書いていきたいと思います!

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