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ゆるく楽しむ日曜地質学:2021年10月24日号

10月も下旬に入り、すっかり肌寒くなってきましたね。
私の方は、まだまだイマイチ落ち着きません(;^_^A

ツブツブの大きさは?【地質豆知識:008】

岩石は大きく分けると3種類に分けられます。
その1つである堆積岩は砂や泥などが溜まって地層になり、固まって岩石になったものです。「何が溜まったか?」で岩石の名前が変わり、普通の泥や砂などの場合はツブツブの大きさ(粒径)で分けます。
では、どんな大きさ(~cm、~mmなど)かと言うと、以下のように決められています。

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砕屑物の粒度:産業技術総合研究所より

実際、野外調査でこれをイチイチ確認するのは大変なので「だいたいの目安」で見たりします。
私の場合は「砂の上限=2mm」だけ覚えていて、ツブツブが見えないくらいなら泥岩(上図では粘土)、ビミョーならシルト岩
礫は、人頭大以上なら巨礫、拳以上なら大礫・・のような感じです。

ちなみに、数字が256mmとか64mmとか中途半端な数字に感じるかもしれません。これは実は、粗粒砂の上限を基準に、「倍になっていく」「半分になっていく」と考えれば分かりやすいです。

泥や砂は「もとは岩石」であり、崩れたり流されたりするうちに、「半分、また半分に・・と割れていく」という考え方がもとになっているそうです。


過去記事紹介【007】

今日からちょうど1年前の記事です。

地質学の基本についての記事でした。
今回の「ツブの大きさ」とあわせて読むと、ちょうど良いかもしれません。

どんな分野でもそうかもしれませんが、基本的な話だけですとイマイチ興味は湧きにくいですよね(;^_^A
ただ粒径にしてもにしても、現地で調査する場合に重要で、その積み重ねで応用的な話に発展していきます。
いずれ、応用的な話に、どのように基本が絡むか?といったお話もしてみたいと思います。


今週は?

先週はワクチン2回目接種で、2日間、風邪をひいた感じで体調悪かったのもありましたが、まだまだイマイチ落ち着きません(;^_^A
一時期よりは楽になりましたが、その時の疲労も残っていますので、しばらくはマイペースで進めます。
時間をつくれれば、都道府県シリーズ復活します!

以上、お読みいただきありがとうございました。
今週もよろしくお願いいたします。

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