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銀世界を渡るロープウェイ! 新潟県弥彦村でやっと出会えた冬景色 国内旅行記・新潟編Vol.3

こんにちは。国内の色々な場所へ赴いてその場所の情報や感じたことを書き綴っています。

今回は新潟編最終回。弥彦村での記録を紹介します。

■急遽予定変更!弥彦村へ

旅の2日目。早朝発の電車に乗るため支度をして駅に向かうと、電車が自分の目の前で出発……。まだ1分前だったのに。

なぜか早めに出発した電車を見ながら呆然としつつ、どこか行けそうな場所をホームで検索。

目的地を弥彦村に急遽変更して電車を待つことに。

もともとは寺泊港に行く予定で、そこで朝ごはんを食べようとしていたのでお腹がペコペコ。食べものを探してコンビニでご当地おにぎりの「タレかつおにぎり」を確保。手軽に地元グルメをつまめるのはいいですね。※このあとめっちゃ胸やけしました

乗り換えの吉田駅に到着したあと、すぐさまJR弥彦線へ乗車。

ただ、いくら待っても出発しない。定刻はとっくに過ぎているのに……。

アナウンスによると強風で路線ダイヤが大きく乱れており、乗り継ぎのために出発が遅れているとのこと。このあたりは遅延しやすいらしく、特に秋~冬は多いっぽい。

40分ほど遅れて出発。そして電車には自分ひとりだけ。乗り換えと思われる人は誰も来なかった(笑)。

電車に乗ること10分、終点の「弥彦」に到着。

雪が降ってます!!! 雪は何度見てもテンションが上がってしまいますね。ちなみにこの雪は県内で初雪だったそうで、電車を遅れさせていたような強風が吹くと、初雪が降ると言われているらしい。運がいい。

■銀世界を渡る弥彦山ロープウェイ!

弥彦村に到着はしたものの、まだ早い時間なのであまりやることがありません。とりあえず雪降る中、彌彦神社の境内をウロウロしていると、「弥彦山ロープウェイ」という案内板を発見! 

調べてみると冬季も通常営業しているとのこと。特にやることもないので、弥彦山のふもとにある乗り場へとりあえず行ってみることに。

乗り場は神社の本殿から約15分ほど。無料の送迎バスもありますが、大した距離じゃないので歩いて向かいます。自分ひとりのために運転してもらうのも申し訳ないし。

彌彦神社の社叢(しゃそう)である鎮守の森を通って目的地へ。万葉集で歌われたというこの森には、杉やケヤキが鬱蒼としていて神聖な雰囲気に包まれています。こういう道を歩いているのが一番の癒しだったりもする。バスに乗ってたら味わえない。

森林を抜けて開けた場所に出てきました。目の前は真っ白の雪の世界! ちょっとの時間しか歩いていないのに、もうこんなに雪が積もってる……。日本海の雪、すげえ。

いざロープウェイにライドオン! ふもとから山頂までの約1,000mの距離を5分ほどで進みます。

車窓?からの景色はこんな感じ。添乗員さんの話によると、天気が良い日は越後平野が一望できるらしいけど、あたり一面真っ白で何も見えません。高所恐怖症なので、逆に見えないのがありがたいし、雲の中を進んでるみたいで楽しい。

折り返しのゴンドラとの挨拶タイム。こっちは自分しか乗っていないし。あっちは誰もお客さんが乗っていない。

あっという間に山頂駅に到着!

下を見下ろすとこんな感じ。なーんにも見えないけど、白い闇に伸びるケーブルにロマンがある。

山頂駅の中はちょっとしたローカル線の駅の待合室みたい。売店やゲームコーナーがあります。あたたかい缶コーヒーを買って外へ出てみることに。

外は辺り一面まっ白の雪景色! 標高が高いのもあってめっちゃ吹雪いています。

駅舎もこんな有様。雪は信じられないくらいサラサラのパウダースノー。ふっかふかで歩くのがとっても楽しい。

とはいえ、あまりにも吹雪いてるので荷物一式を駅に預けて、壊れてもいいカメラを持って山頂へ。

吹雪く道を登ること10分ほど、奥の宮に到着。こぢんまりとしていて実際はなんて事ない。でもこの環境でしか出会えないない景色がある。この秘境感がいいんですよね。
駅の係員さんにはやんわり止められたけど、こうやって生きなきゃロマンがないじゃない! 結果的にここが旅一番の思い出です。

市街地まで降りてきました。うっすらと雪が積もる中、通りのお店からは湯気が立ち上っています。

大根ときくらげ

通りにはテレビで紹介されたというお店が。名物のおでんをいただきます。優しい出汁が具にしみしみ! 凍えた体がほっこりと温まります。

名物の笹だんごもせっかくなので食べてみることに。モチってより、ネトってした感じ? あんこが程よく甘くて、糖分が染みわたる…!

外はすっかり雪模様。高いテンションのまま、次の目的地へ。

■ここでしか飲めないオリジナルビールが揃う「弥彦ブリューイング Yahiko Brewing」

さて、やってきたのは「弥彦ブリューイング」。醸造開始は2019年、弥彦村をはじめとした、地元新潟の原料にこだわり、ほかでは中々見られないクラフトビールを作成している醸造所です。

ビールは先々代?から続く酒屋さんを改築したタップルームでいただけます。

たくさん種類あるので非常に悩む……。絞り切れないので3種飲み比べセットを注文! 左から『もとまちきゅうりきゅうり』、『弥彦ぶどうエール』、『ピーチIPA』。

どれも周辺の名産品を組み込んでいるオリジナルビールです。出荷しにくい形のよくない作物も使っているそうで、その評判が広がり近くの農家さんたちからたくさんの食材をもらえるとのこと。

ビールって本当に懐が広いんですよね。実にサステナブル!

せっかくなので温泉でも行こうかなあ、と思っていましたが、弥彦のブルワリーで思いの外長居してしまったので次回にお見送り。また来ればいい。

弥彦から電車に乗って、燕三条へ。

■雪降る中、燕ラーメンを食べに行く!

さてさてほろ酔いの中、やってきたのは燕三条駅。重苦しい雲とこんこんと降る雪、そしてその中をつんざく駅の看板……! あー、雪国だなあ。かっこいい。

ここに来た目的はご当地グルメを食べるため。こってりとした燕ラーメンです。

雪が降りしきる夕方時、唯一営業していたお店でラーメンを注文! 滅多にラーメンを食べる事がないので、トッピング、ごはんものも一緒に。

魚介の出汁が効いた濃い目のスープと太麺が絶妙に絡みます。特徴はスープにたくさん浮かんだ背脂。こーってりとして旨味が抜群です。

燕もとい三条は世界でも有数の金属加工の街。夜遅くまで働く職人たちがいつでも美味しいラーメンを食べられるように、背脂で冷めにくく、伸びにくい太麺が使われるようになったのだとか。

うーむ、食に土地の文化ありですな……。大変おいしゅうございました!

■旅の終わり

今回で新潟旅は終わりです! 中学生の時にスキー実習で行った以来ぶりの訪問でしたが、とっても幸せな体験を出来ました! 新潟は広いし、まだまだ行きたい場所がたくさんあります(特に佐渡島)。次はどこ行こうかな……なんて考えながら出勤前の新幹線でビールを飲みながら考えていました。

あと、更新が遅れてしまいすみません。めっちゃバタバタしていたので、どうかご容赦を…!

次回は青森編です! 最高に楽しい旅だったのでぜひお楽しみに!

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