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日本人よ。こういうのをのさばらせるな

あなたは自分の声に自信がありますか?ぼくはあまりない。

男性で「声がいい」といわれる人はだいたい低い声の人である。そして、ぼくの声は男性の中では高いほうだ。なので声にはあまり自信を持っていないんだけど、キンキン声が裏返るような人はとくに苦手だ。

性格はしゃべり方である程度わかるんじゃないかなあと思っており、声がヒステリックに裏返る男性はクセのあるめんどくさい人が多いのではないかという偏見がある。

いま隣家で大規模なリフォームをやっているんだけど、ウチとお隣のスキマが50cmくらいしかなく、しかもぼくの部屋にエアコンがないのでまどを開けており、大工さんが話し合っているのが丸聞こえである。その中で極端に声が高くてキンキンとヒステリックに裏返るひとがおり、初日に一言聞いた時点でイヤな感じがした。

上に書いたように偏見があるのでそのせいだと思っていたんだけど、しゃべっている内容がかなりパワハラなのだ。棟梁らしいが朝から晩まですべての言葉がイヤミである。

どういう感じかというと、たとえば・・

「そんな掃除あとでええやろ!わざとらしいなぁ・・いかにも手伝ってますみたいなのやめてくれん?」

今聞こえてきたやつをそのまま書きうつした。こういうキンキン声が朝から晩までつづくわけだが、これはまだましなほうであり頼りにしている部下への親愛の情を示しているのだ。

中に「おじい」とよばれている年配の男性がいて、棟梁の「おじい」に対する罵詈雑言はこんなものではない。「役立たず、役立たず」とずーっと言い続けている。

「おじい」はへらへら笑って「ハイハイ」と答える。すると「いまハイハイ言うたやろ!ハイは一つでええ」となる。そのたびにみんながハハハと笑うのが不快だ。たぶん「おじい」もイジメられっ子のように笑っているのではないか。

壁をはがす騒音は仕方がないとして、まさかこういう形でストレスがかかってくるとは思わなかった。イヤな職場にいるようだ。在宅フリーランスなのにソンだなあ。まあ、ぼくはしばらくの辛抱だけど部下はよく続くよ。つーかこれを我慢している連中をぜんぜん尊敬しない。おい、なにをへらへら笑ってんだよ。食ってかかれよ。

・・というわけで、声のうらがえる男性に対する日ごろの偏見が裏書されてしまった。こういうことは深刻にとらえるとこっちが参るので軽く考えよう。それから、おじいよ。さっさとやめようぜ。それから日本人よ。こういうのをのさばらせるな。ほかに仕事はある。それにしても、もうちょっと低い声でしゃべりたいもんだな。まあ無理だろうけど。。。

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