カラテカから学んだこと

高校時代に「カラテカ」というファミコンゲームに凝っていた。

どちらかといえばクソゲーである。

空手家どうしが対決を繰り返すだけの単純なゲームで、スーパーマリオのような凝った展開もない。

洋ゲー(欧米で開発されたゲーム)のハシリでもあり、試合前のおじぎがいかにも欧米風でぎこちなくて好きだった。

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ところで、ぼくはこのゲームをクリアするのに2年もかかっている。

どうしてもクリアできないポイントがあり、なんども投げ出してしまった。

数か月後に気を取り直してプレイしてみる。。。やっぱりだめ。

さらに数カ月後にトライ。。。やっぱりヤラれる。ムカつく。

しかし、こうして、ほうりだしたり再挑戦したりを2年ほど繰り返したころで、ふとバグを発見してしまったのである。

ヤリが足の先に刺さっても死亡判定は出ない。

足の先にわざとヤリを刺させる必殺技を身につけたことで、そのステージをぶじクリアし、一気にラストまでたどり着くことができたのだった。

このときの達成感が、後の人生によくも悪くも影響を及ぼした。

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このとき得た学びは以下の3つ:

①ひたすら粘ればなんとかなる

②攻略本を見るより自分で攻略した方が喜びが大きい

③困ったらとにかくバグをさがせ

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①「あきらめない」これにはなんども助けられた。とにかくあきらめずに考え続ければたいていのことはなんとかなるのである。これは人生全般に当てはまる。ほんとうに。

②「近道を行かない」やたらと回り道を選びたがる人生になってしまったけど、その分よろこびも大きいのでヨシとする。

ただし、③の「バグが頼り」についてはお勧めできない。いまだに困った状況に陥るとバグを見つけて切り抜けようとする癖がぬけない。

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