クラウドを信用していますか

ライターの高城剛さんがわりと好きだ。

トークライブにも2度行った。

最後に行ったのは、およそ3.5年前である。

そのとき高城さんが「自分はまだもうひとつクラウドを信用できない」といっていた。

あれだけ身軽な高城さんがクラウドコンピューティングを信用していないというのは意外だったけど、ボクもそうなのでちょっとうれしかった覚えがある。

ちなみに、彼は250GBのマイクロSDカードを10枚まとめ買いして、ポケットに入れて持ち歩いているのだそうだ。

2.5テラの情報をポケットに入れて歩いているというのは、実に高城剛的だと思う。

ただし、3.5年前のことなので今どうなっているのかはわからない。

「そんなメンドクサイことはもうやめちゃった」と言ってそうな気もする。

ただし、企業の業務システムもしばらく前まではクラウド一辺倒だったけど、最近はオンプレミス(自社運用型)に回帰する流れだ。

それぞれの良さがある。

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今回のコロナ騒ぎで、住宅用のネット回線は思った以上に混雑した。

翻訳は、PC上で作業する場合と、クラウドで作業する場合がある。

今回の状況下でのクラウド作業はなかなか厳しく、いざというときにクラウドに100%依存しているとキビシイなと思わされた。

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音楽も今はストリーミングが全盛。

100%ストリーミングに乗り換えようかと思うのだけど、そこまで思いきれないので半々でやっている。

ふだんはストリーミングしつつ、CD数百枚分のデータを250GBのマイクロSDに入れてスマホに刺している。PCに刺すこともある。

高城さんのマネみたいな感じ。

ストリーミングも便利だけど、壁一面を占有していたCDコレクションが小指の爪くらいのカードにおさまっているのもなかなかすごい。

今回の騒ぎで冗長性が大事だと思い知らされたので、しばらくはクラウドと自前の半々でいくつもりです。

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