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世界をゆるめ、すこやかに過ごすために

ゆる研究室(ゆるけん・ゆる研) は、2008年より「ゆるめる考え方(ゆる思考)」をテーマに幅広く在野で研究しています。

ゆる研究室の別館では、すこやかな世界の実現に必要となる強力な武器を身につけるための講義やワークショップを行っています。

強力な武器を身につけます

2013年から別館として、教育や子育てへ適用・実践のため非公開で活動していました。

学校や業務、日常生活において、さまざまな目の前の問題や困難に直面しています。これら あらゆる問題に対する共通の解決策は、存在しません。しかし、そのアプローチや道具については、根底にあるもの、共通であるものが見えてきました。

この共通であるものとは、たとえば、科学・システム・工学、哲学・思想、コミュニケーションにおける「基本の理解」です。たとえば、「論理や抽象の使い方」と「構え(取り組み方)」です。

これらの共通であるものは、知っていれば十分なものではありません。身につけて使うものです。教育や子育ての実践のなかで、身につけることが困難でありながらも、大切であることがわかりました。

生涯を通じて使える武器です

インターネットの発展により、これからの時代は、知識よりも、学習能力、コミュニケーション能力が尊重されています。では、知識は必要ないのでしょうか?

いいえ、根本な概念(知識)を理解し、使いこなせるようになっていくことは、今まで以上に必要です。なぜならば、何らかの情報を「検索」して知っただけでなく、その情報を評価し、自分の道具として取り込むことが必要だからです。

特に「哲学」や「数学」と言われるような抽象度の高い概念、「宗教」や「文化」のように長年にわたって尊重されてきた概念の理解は、役に立ちます。これは、リベラルアーツと言われるように「人間を良い意味で束縛から解放するための知識や、生きるための力を身につけるための手法」でもあるからです。

何千年から何百年間、何十年間にわたって、ゆっくりと変化しています。たとえば、複雑で変化の早い社会でも、「諸行無常(あらゆることは変化する)」や「関係」という考え方は、ほぼ変わりません。「いかにして問題を解くのか」も、大きく変化はなく、昔も今も有効です。おそらく20年後になっても、おそらく一生にわたって、強力な武器(考え方や知識)として有用です。

これらの知識であり手法である武器は、学校や会社の中だけでなく、自給自足になっても使えます。日本語だけでなく英語や中国語など、言語が変わっても、社会が変わっても、幅広く使えます。それだけで本質的であるのです。

身につけた武器を磨き続けよう

その武器は、本質的なアプローチを知識として知っているだけでは使えません。習得し、使うことが難しいとも言えます。学びや気づきを、そのままにせず、その武器として使えるように時間をかけて習得し、磨いていくことが必要です。

別館では、日常の生活や仕事に根ざした具体的な経験から始めます。たとえば、肺炎を防止するマスクが品薄であることから、遅延するシステムやフェルミ推定、サプライチェーンマネジメントなどを幅広く学ぶことができます。このように、具体的な経験と、抽象的な理解の両方を大切にしていきます。

あくまで、目的は、実際の生活や業務、学業の現場で適切に使い、価値を得ることです。武器は道具に過ぎないのです。しかし、それを楽しみながら身につけ、磨き続けましょう。

役に立つことをざっくり身に付けます

別館では、正しいかどうかではなく、使えるかどうかを判断基準としています。「正しさ」は、その文脈や状況に応じて異なってくるため、文脈を読み、その文脈において妥当かどうかを身につけてほしいのです。

別館では、まずは概念をざっくり理解することを目指しています。考え方の地図やコンパスを使えるようになってほしいことと、「現場で武器を用いながら(自分で考えながら)使える」ことを目的としています。つまり、自分で観察し、考え、応用することに価値をおいています。正しく詳細な理解が必要なときは、学んだ力を使って自ら調べて読み解いていきましょう。

ここでは、資料を調べて正しさを確認されたこと、ではなく、考える過程を示しています。そのため「ツッコミどころ満載」の完成していない状態で公開します。これを使って、自分で調べ、自分で考えるためのキッカケになることを願っているためです。

講義は、週に1回から2回のペースで行われています。しかし、こちらへのレポートは、準備に時間がかかるため、ごく一部の公開となっています。ワークショップや授業への参加も募集していきます。

ゆる研・ゆる研別館でお待ちしてます

ゆる研別館では、基本を身につけながら「問い」を一緒に考えます。学校で習うことや業務で直面する問題の「なぜ」や「道具」をしっかり身につけます。一見、遠回りのようですが、いったん身に付けると、全体が俯瞰できるため効果的にすすめられます。

自分が不思議に思った「問い」を大切にします。その「問い」に対して、検索や文献を調べる前に、まず身に付けた武器を使って考えます。自分で考えてから自分で調べ、また自分で考える、をくりかえします。

- 一緒に考えていきたい「問い」も募集します。
- ワークショップや講義への参加者を募集します。
- 一緒に活動したい仲間を募集します。
- 活動を支援してくださるスポンサーを募集します。
一緒に楽しみましょう。

身近なところから世界をゆるめ、すこやかに過ごしましょう


いただいたサポートは、教材準備費や活動費として使わせていただきます。