何のために生きるのか、という問

仕事で疲れて早くベッドに入ったのに、深夜に目が覚めて眠れなくなったので書いてみる。

自分は何のために生きるのか、誰でも一度は考えたことがあるんじゃないだろうか、この問題。

最近、芸能人の自殺がニュースでよく流れるけれど、私はその人たちとほぼ同世代だから結構胸が痛くて、生きることって苦しいことも悲しいことも孤独なこともいっぱいあるよねと思う。

あんなに仕事で成功している人たちでも苦しくて死にたくなるのだから、仕事の成功が必ずしも幸せと言える訳ではないのだろう。

華々しく次から次へとオファーが来て休む暇もなかったり、沢山の人の目に常に晒されて失敗できないプレッシャーというものは耐え難いだろう。

それでも、あんなに才能に恵まれて、他にもっと楽に幸せに生きられる術があったのではないか…と、いくらでも幸せに暮らせる道があったのに…と。

考え方と価値観だけ捨てて変えられれば…もう少し自分に優しく適当になれればって、思ってしまうんだ。

芝居を通して沢山の人を幸せにし、発言や存在に影響力を持つことのできるあの人たちが自ら命を断つなら、私みたいな人間はどうして生きられるのよ？と言ってしまいたくなる。

私は生きていても、誰にも何の影響も価値も与える力もないのにな〜と。

誰も私を見ないし話も聞かない、何の才能もないし、親との関係だって全然理想的ではないし、お金だって全然持ってないのに、それでもそれなりに幸せに生きているのにな〜と。

私は自分に何の才能も影響力もないことが悲しくて、仕事で自分らしさを発揮していないことが、絶望的で大きな問題だと思っていたけれど、本当はそうじゃないのかもしれない。

外側のことは問題じゃない。

自分の心・考え方・世界の見方が自分を幸せにもするし不幸にもするのだろう。

何のために生きているか。

私はスピリチュアルな人間だから、まず私は生きているのではなく、命が私という表れとして現われているだけだと思っている。

そして、私がやっているのではなく、命というエネルギーが動いているいるから、この体「私」も「あなた」も全部一つの命の表現で、コントロールなどないと思っているけれど、

それを抜きに個人の視点としての生き甲斐や生きる目的について考えるなら、自分以外の誰かを少しでも笑顔に、幸せにしたいというモチベーションで生きているのかもしれない。

もちろん、私はかなり自分勝手な人間だから、自分が世界の美しいものを見たり、美しく着飾ったり、大好きな人と楽しい時間を過ごすことも大きなモチベーションだけれど、人間って自分だけじゃ完結しない。

きっと私とあなたが繋がっている一つの命であるからこそ、私だけじゃなく誰かを幸せにしたいという欲求が湧くのかもしれない。

みんなを幸せにできるだけの力がほしいのに、自分には影響力がない…と思っていたけれど、本当に影響力はないのだろうか？

影響力は小さくても必ずあると思う。

私が気分よく幸せでいて、いい空気を出すだけで、それはきっと誰かの心を明るく照らす。

私は誰かの心を一瞬で明るく照らしたり、優しく包んだりすることができる女性でいたいから、心を軽くハッピーに保ちたい。

それが何のために生きるかという問いの答えだと思った。

生きている間、この世界に私として存在できる間は、自分もみんなも少しでもハッピーに、美しさを愛でこの世界を楽しむ心・波動を広げていよう。

何の影響力もない、何の才能もないと思うことはやめにする。

亡くなった芸能人の方のような影響力は私にはないけれど、小さくていいの、完璧でなくていいの、取るに足らなかったとしてもいいの。

私も周りの人を幸せに、気分良くする力があると信じて、毎日少し幸せな空気を作るようにがんばろう！

それが私の生きがい！

そして、全ては自分が気分よく、心軽く、愛に溢れた状態でいることから始まるね。

誰にどう思われるか、どう評価されるか、そんなことより自分自身が幸せの泉でいることに集中しよう。

それが私にできることなんだな。