本当に求めているものは何か

パートナーを理解することは時に難しい。

特に自分が不足感を感じているときは、相手を理解する余裕がない。

私と夫は性格が真逆だ。

もちろん、似てる所もいっぱいあるんだけど、違う所も同じくらいいっぱいある。

例えば、私は夢を餌に生きているような所があり、先に少しわくわくキラキラしたものがないと、「何のために生きてるんだろ」とか余計なことを考えてしまう性格。

でも、夫は淡々と日々を生きることが苦ではなく、むしろ大きな夢を思い描いたり、先を想像するのは苦手で、あまりごちゃごちゃ考えない性格。

私はそんな夫を否定したくなるんだけど、私と正反対の価値観の持ち主だから、私が気付いていない世界を見ているわけで、それを知るいい機会であると考えられることもある。

私はつい期待したくなって、その分ガッカリすることも大きいから。

期待しない、予定を立てない、求めない。

それを理解するのは難しいけれど、欲にまみれて少しも今にいられない、「もっと何か特別なものを」と次の瞬間に心動かされっぱなしの自分でいることは、精神衛生上良くないことも経験からよくわかっている。

今の自分にカッチリはまる、どこかに行こうとしない。

それが出来たらいいのかもしれないけれど、私らしさもなくなるような気がする。

だから結局、私は私で夫は夫でいいのだろうと思う。

私は今何を求めているのだろう。

夫という制限がなくなったら、私はどうするのだろう。

恋愛しても、最後は1人の人に決めなきゃいけないし、結局その制限に縛られる。

私は自由に動き回っていたいのに、落ち着いて寛げる場所もほしくてワガママだ。

男が必要なわけじゃない。

私は可能性が欲しいんだ。

未知のものを知る可能性、どこまでも行きたい気持ち。

それに蓋をすることができない。

私はいつも夢を見ていたい。

ワクワクする話を聞きたい。

この気持ちは自然に私から溢れてしまうもので、消したくないものなのだ。

だから、私は何かわくわくすることを、今の生活の中に持つことが何よりも重要だとわかった。

何か「ああ、こんな未来いいな」というイメージがほしい。

今はそれを思い描くとしよう。