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二人のアアルトに会いに行く

今年の4月。

東京に降り立った私は、どうにかしてスケジュールに世田谷美術館に行くことを組み込めないか思案していた。

1泊2日。羽田からの飛行機移動で、フライトの時間は決まっていた。

最終便を選ぶも、いきたいところが多過ぎて結局、遠すぎる世田谷美術館に行くことは叶わなかった。(いかんせん駅からも遠い)

その時、世田谷美術館で開催されていたのが「二人のアアルト展」だった。

20世紀を代表する建築家であるアルヴァ・アアルト、そしてその妻アイノ・アアルト。家具や食器など多岐にわたって設計していた。

アルヴァ・アアルトの名前は知らなくても、北欧っぽい三本足のスツールやiitalaのグラスで見たり、実は持っているという人も多いのではないかと思う。

そんなアアルト夫妻が歩んできた流れや、その中で作られた建築物、家具などなどな展示されている。

最後にヘルシンキ行った時は、郊外のアアルトハウスに足を伸ばして見に行った私の行きたい欲は高まるも、4月は断念。

そして、7月から8月末まで、兵庫県立美術館でも同じ展示が行われる事を知る!

諸事情で、なかなか行けず8月後半に入り満を辞して(結構無理して)兵庫県立美術館に突撃!

最寄りは阪神の岩屋もしくは、JRの灘駅。

行きは坂をひたすら降る。灘駅から15分ぐらいだろうか。

いっときこの辺りに仕事に来ていたので懐かしき通勤路…疲れ切った帰りは坂をえっちら登っていくのが辛い。

坂を降っていくと、フロレンティン・ホフマンさんが作った美かえるくんが迎えてくれる。私の愛して止まない、ラバーダックアートの制作者でもある。

そしてこの美術館は、安藤忠雄氏が設計したもので、美術館自体も見て楽しい(好きならば)。

展示は時代別にそれぞれの功績を展示していっている。

設計図で間取りが描かれたものが最高に楽しい。
写真は撮ってないけども、椅子をはじめとした沢山の家具も展示されている。

ニューヨーク万博のフィンランド館のイメージを再現した展示もあったし、アアルトハウスを再現したものもあった。

夢中で見て回ったアアルトハウス(ヘルシンキ郊外)

思い出と好きなデザイン達が交差して、堪能できたひととき。

そして、全ての展示を覧終えた先には、禁断のショップが。こんな展示見たら欲しくなるやろーというタイミングに、これでもかと北欧デザイン好きの心をくすぐるアイテムが。

とはいえ、ここで買わんでも…と冷静な自分がツッコミ、ひととおり見て出ようとした直前、ヴィンテージで探していたアイテムを発見!即購入しました。

今日はこの子と出会うためにここにきたんだねと、運命感じました(笑)

ちなみに、トップ画はartekのアイテムガチャガチャ。もう出来なかったけど、ガチャガチャしたかった…いや、実物が欲しい。

そんな私の欲望をビシバシ刺激する美術展でした。開催は8/29まで!気になった人は迷わず行くしかない!

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