見出し画像

ゆる毒親の母親に学ぶ悪口のレパートリー

18歳まで母と二人暮らしをしていたにゃりぺよ。
しかし実際には祖父母や伯母がよく訪ねてきて、一緒にご飯を食べていました。

母親と祖父母と伯母はよく一緒に食卓を囲む割に仲が険悪で…。
家ではよく悪口が飛び交い、にゃりぺよはいつも怯えるばかり。

祖母が作った料理を「いらない」と吐き捨てた祖父。
「じゃあ帰れよ、気色悪い」と怒鳴る母親。
遊びに誘ったにゃりぺよに「ずるいこと考えてるんでしょ」と勘繰る祖母。
祖父に「汚い」と悪口を言う伯母。
「もたもたしないで、イライラする」と言われ、
「心配してやってるんだから泣くな!」と怒鳴られ、
ため息、舌打ち、力強く閉まるドア…。

にゃりぺよは、いつか「死ね」と言われるかもしれない恐怖に怯えていました。
そんなにゃりぺよも、テレビを見ながら「こいつきも!死ねよ!」と言うようになって…。

最悪だ~~~~~!!!!!

幼いころに投げかけられた言葉はずっと脳裏にこびりついている。
にゃりぺよは今、仕事中パソコンの不具合に舌打ちをしてしまう。
幼い息子のイタズラに「いい加減にしてよ」と言いそうになる。
家事に育児に一生懸命な夫のちょっとのミスを指摘しそうになる。
そのたびに自己嫌悪でいっぱい。
自分の中に眠っている汚い言葉が、自分の根っこを腐らせたように思えて仕方がない。

毒親の一例で「悪口を聞かせてくる」というものがあるらしい。
にゃりぺよのこれも立派な毒親エピソードかもしれないですね。

しかし悪口を言う家族だっただけ、と言われればそれだけな気がして…。
にゃりぺよはこれでもはっきり「母親は毒親だ」と言えません。

悪口が飛び交う家で育って、ゴミ人間になるか否かは人それぞれかもしれない。
実際に父親の悪口を聞かされて育ちながら悪口を言わない大人になった方も、
優しい両親のもとで育った毒舌な方も知っているから。
でも悪口が飛び交う家で育ち、今苦しんでいるなら少なからず悪影響があったということです。

にゃりぺよの家で悪口が飛び交うのは、基本的に食事中。
にゃりぺよはだんだん人とご飯を食べるのが怖くなってしまいました。

一人で人がいっぱいのファミレスに行ってご飯を食べるのはセーフ。
大学生のころは、ゼミ生がたくさんいる教室で一人カップ麺を食べるのも大丈夫でした。

でも誰かと一緒にテーブルを囲むのは不快でたまらない。
これは友人でも恋人でも全員無理で、人とのご飯は手が震えるし味がしない。
見られているようで怖い。
食べ方を指摘されるかも、悪口の話題になるかも…。

にゃりぺよが母親につけられた大きな傷のうちの一つです。

そんなにゃりぺよも結婚する前、義実家にご飯を食べにくることがありました。
家で大人数でご飯を食べるという状況は、トラウマの実家以来。

「緊張で吐いちゃうかも…🤢」と思いながら義実家に向かうと…。
義実家ではみんな楽しそうに会話しながらご飯を食べてて、にゃりぺよは困惑しました。

え~~~~、こんな家庭もあるんだあ~~~~~~~😲

義母が料理上手なのもあるけど、罵倒されずに食べる飯のうまいことうまいこと。
にゃりぺよは今、図々しくも義母の料理を母の味だと言っています。

にゃりぺよはにゃりぺよと同じような人に、その汚い言葉のレパートリーはあなただけのせいじゃないと言いたいです。
家庭で聞いてきた言葉が、選択肢になってしまうのは仕方がないことだよ。大丈夫。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?